
3月17日からの大阪モーターサイクルショーにて実車公開予定のXL750トランザルプ。これの足つき写真が「ホンダモーターサイクルショー2023」特設ページで公開された。シート高の高いアドベンチャーツアラーだけにぜひチェックしておきたい。
写真:Honda モーターサイクルショー 2023身長165cmではシート高850mmのXL750トランザルプで足がつく
11月にミラノショーで発表されたXL750トランザルプは、シート高が850mmと発表されている。また、国内仕様は5月下旬に発売されると予想されているが、これもシート高850mmのまま変わらないだろう。実はこの数値はCRF1100Lアフリカツインの830mmよりも高いので、足つき性が気になるライダーも多いはずだ。
まず、身長165cmのライダーによる足つき性は完全なつま先立ちだが、バイクを支えることができる。後ろからの写真で少しお尻をずらしての停車ができるのが分かる。ただし、165cm以下の足つき例は掲載されなかったので、小柄なライダーはローダウンやローシートなどの対策が必要になるだろう。

165cm男性・左アングル。シート高850mmの車体をつま先で支えることができている。ちなみにライバルのヤマハ・テネレ700のシート高は875mmとよりハードだ。

165cm男性・右アングル。XL750トランザルプの最低地上高は210mmあるが、ステップ位置が高すぎることはなさそう。ハンドル位置も遠すぎない感じだ。

165cm男性・リアアングル。少しお尻の位置をずらして停車しているのが分かる。身長165cm以下の場合はシート高を下げる対策が必要になるだろう。
身長175cmだとかかとまで接地する
続いて175cmの男性モデル。かかとまでべったり足がつくのはスリムな2気筒エンジンの恩恵もあるだろう。また、車重は国内仕様も208kgになると思われるので、CRF1100Lアフリカツインより21kg、同アドベンチャースポーツより32kg軽量なので支えやすいはずだ。

175cm男性・左アングル。XL750トランザルプはリアホイールも大径18インチあるが、身長175cmあれば余裕の足つき性を実現する。

175cm男性・右アングル。ヒザの曲がりもきつくなさそうなので、ロングツーリングでも疲れにくいだろう。上半身も起きた快適なライディングポジションを実現している。

175cm男性・リアアングル。お尻をずらすことなくかかとが接地しているのが分かる。
XL750トランザルプ国内仕様主要諸元(予想)
・全長×全幅×全高:2325×840×1450mm
・ホイールベース:1560mm
・シート高:850mm
・車重:208kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2筒SOHC4バルブ 754cc
・最高出力:91PS/9500rpm
・最大トルク:7.6kg-m/7250rpm
・燃料タンク容量:16L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90R21、R=150/70R18
・予想価格:126万5000円

XL750トランザルプ欧州仕様 [HONDA] 2008年を最後に進化が途絶えていたデュアルパーパスツアラーが復活。日本では写真のロスホワイト1色で、5月下旬に126万5000円で発売されるだろう。車両解説はこちらへ。

ホンダMCショーサイトでは50Lのトップボックスやパニアケース、メインスタント、フロントサイドパイプ、フォグランプ、エンジンガード、スキッドプレート、ナックルガード、ラジエターグリルなどの装着車も紹介されている。
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