
スズキは、大型アドベンチャーモデル「V-STROM 1050(Vストローム1050)」の2023年モデルを発表した。新モデルでは、クラッチ操作を不要とするクイックシフトや電子制御「S.I.R.S」、5インチTFT液晶メーターなどを新たに採用しており、利便性を高めている。
また同時にバリエーションモデル「V-STROM 1050 DE(Vストローム1050DE)」も新たにラインナップ。こちらはよりオフロード走破性の強化を狙った装備のモデルで、専用のトラクションコントロールモードやフロント21インチのスポークホイール、ワイドハンドルやエンジンプロテクターを標準装備する。
発売はどちらも2月28日(火)、価格はスタンダード「Vストローム1050」が162万8000円、「Vストローム1050DE」が171万6000円となる。スズキは両モデルを合わせ、年間300台の販売を見込んでいる。
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長距離走行向け新装備採用&オフロード走破性大幅強化のDE登場!
Vストローム1050は2020年に国内販売が開始されたアドベンチャーモデル。Vストローム1000の後継モデルという位置づけだが、全体的なシルエットは直線的でスクエアタイプのヘッドライトを採用。往年のビッグオフ「DR」シリーズをモチーフとしたスタイリングを持っている。
今回のモデルチェンジでは、IMU(慣性計測ユニット)を用いた電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)の機能が充実。また5インチ大画面カラーTFT液晶メーターを採用し、長距離ツーリングに求められる使い勝手を高めた。排出ガス規制には2021年に適合しているため、搭載する1,036cc水冷4ストローク90度Vツインのエンジン諸元に変更はなし。
また、新バリエーションとして追加されるVストローム1050DEは、スタンダードからオフロード走破性にフューチャーした機能/装備を多数追加したモデル。制御面ではトラクションコントロールシステムに専用のGモードを設定、未舗装路での操縦安定性を高めた。装備面ではフロントに大径21インチとなるスポークホイールを装着、前後タイヤにセミブロックパターンのタイヤを採用。さらに、標準車よりも左右に20mmずつ幅を広げることで衝撃吸収性能が向上したハンドルバーや、外観向上や用品装着のためのアクセサリーバー、地面の飛び石等からエンジン下部を保護するアルミ製エンジンプロテクターを備えている。
発売はどちらも2月28日(火)、カラーリングはVストローム1050に「リフレクティブブルーメタリック」「キャンディダーリングレッド」「グラススパークルブラック」の3色をラインナップし、価格162万8000円となる。Vストローム1050DEは「チャンピオンイエローNo.2」「ブリリアントホワイト」の2色で、価格は171万6000円。年間目標販売台数は300台だ。
Vストローム1050(2023)
発売日:2023年2月28日(火)
メーカー希望小売価格:¥1,628,000
リフレクティブブルーメタリック/マットブラックメタリックNo.2(新色)
キャンディダーリングレッド/マットブラックメタリックNo.2 (新色)
グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2(新色)
Vストローム1050DE(2023)
発売日:2023年2月28日(火)
メーカー希望小売価格:¥1,718,000
チャンピオンイエローNo.2/マットソードシルバーメタリック(新色)
ブリリアントホワイト/パールビガーブルー(新色)
Vストローム1050(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,265mm×940mm×1,470mm
・軸間距離:1,555mm
・シート高:850mm
・装備重量:242kg
・エンジン:水冷4サイクルV型2気筒DOHC4バルブ1036cc
・最高出力:78kW〈106PS〉/8,500rpm
・最大トルク:99Nm〈10.1kgf・m〉/6,000rpm
・燃料タンク容量:20.0L
・変速機形式:常時噛合式6段リターン
・ブレーキ形式(F/R):F=油圧式ダブルディスク(ABS)・/R=油圧式シングルディスク
・タイヤサイズ(F/R):F=110/80R19 M/C 59V / R=150/70R17 M/C 69V
情報提供元 [ スズキ二輪 ]
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