ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ホンダ「グロム」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけホンダ「グロム」ってこういうバイク!!
2013年に登場したグロムの特徴は、1200mmという短いホイールベースと前後12インチの小径ホイールが作り出すコンパクトなボディにあります。このコンパクトさは、駐輪のためのスペースが少なくて済むという利点の他に、軽快感のある走りというこのバイクの長所を生み出しています。125ccクラスのなかでもコンパクトなボディのおかげで、より小回りの効くキビキビとした軽快感がグロムのキャラクターを際立たせているというわけです。
2018年には、このグロムの車体とエンジンをベースにしたモンキー125が登場していますが、面白いのは乗り比べてみると全くキャラクターが違うことでしょう。モンキーはよりアップライトなポジションでポタリングと呼ばれるような“お散歩感覚”の走りが楽しめますが、グロムはそうではないんです。
モンキーよりも若干ライダーシートが尻上がりになっており、上半身がやや前傾するようなスポーティなライディングポジションがグロムには設定されています。また1200mmのコンパクトなホイールベースならではの“扱い切れる感”がとても顕著で、グロムで走っているとついついキビキビとしたスポーティな走りをしたくなってきます。マシンを操る“スポーツ”というモンキー125にはない個性をグロムは持ち合わせています。
2021年には、排出ガス規制に対応するとともに、よりグロムのスポーティなキャラクターを強調すべく、それまで4速だったエンジンが5速化されるとともにギヤがワイドレシオ化されました。1速のギヤがより低くなったことでより力強い発進が可能となり、逆にトップギアでの5速はオーバードライブ設定となり、巡航走行時により燃費が良くなるような設定になっています。
Webikeユーザーはグロムをどう感じている?
グロム
新車平均本体価格:40.33万円
中古車本体価格:37.11万円
口コミ件数:254件
※データは2023年2月20日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で4.01(評価人数: 2,080人)
特筆すべきは燃費・ルックス・とりまわし・メンテナンス性が4点オーバー、走りが3.8点を超えるなど全体的に高い評価を得ていることでしょう。
なかでも4.7点を超える高評価を得ていたのは取り回しと燃費です。小柄で軽量な車体が世代や性別を問わず扱いやすいうえ、多くのユーザーが50~70km/Lという燃費の良さを実感しているようです。
また、3.8点の評価を得ている走りについて「物足りなさを感じる」という声もありましたが「トコトコ走るにも、攻めて走るにも丁度良いバランス」という意見も見られました。
一方、積載性の評価は2.33点と低めですが、スポーティなミニバイクというキャラクターのため、積載性の無さに不満を感じるユーザーは少ないようです。
グロムのざっくりまとめ
よいところ
・見た目が可愛い!
・脇道や未舗装路でもガンガン入っていける
・倒立フォークや前輪ABSなど嬉しい装備
・カスタムが楽しい
・燃費がめっちゃ良い
悪いところ
・長時間走行はおしりが痛くなる
・高速道路に乗れない
・サーキットを走るには少々物足りないパワー
・タンデムだと急な上り坂はちょっと厳しい
・良くも悪くもカスタムパーツが豊富すぎる
グロムオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | Z125を壊してしまって半年。12インチの小型がやっぱり諦めきれなくて、購入。納車半年以上待ちだったのでタイ仕様に。 Z125より動力性能が全体的にレベルアップ。ゲームで言う、初期装備デザインの高威力.Verのようなバイク。 |
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長所・満足な点 | SOHC125ccとしては充分なパワー、4速だったのを5速化されたことによる大型幹線道路での高巡航、明るいLEDヘッドライト、多機能マルチメーターと性能面で素晴らしい一言。 この手のバイクとしてはシート内のスペースは広く追加工具や電装装備など入れるのに困らない感じ。 |
短所・不満な点 | 純正タイヤは心細いグリップ。かなり硬く感じ安定度は低いです。 シフトペダルは1速でも下に下ろせたり、5速でもさらに上にストロークをあげれたりと。 サイドスタンドハンガーもかなり上でサイドスタンドは跨りながらだと下ろしにくいです。 メーターのSELECT/SETスイッチの押しごたえは良くないです...。 |
これから買う人へのアドバイス | とにかくオススメ。 通勤がMT車でも良いというなら買って損は無いです。 なにより豊富なアフターパーマーケット。 何一つ純正部品が残らないほどに豊富です。 |
購入動機・用途・比較車種 | クラッチが付いてて燃費が良いバイクかつ二人乗り可能(ほぼしない)なバイクを絞ったらコレになった。 |
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長所・満足な点 | 燃費良い、軽い、曲がれる、それなりに速い。 動機にも書いたように燃費がめっちゃ良い1L70kmちょい走る。 |
短所・不満な点 | 積めない、高速乗れない。 積めないのはケースとかオプションである程度カバー出来るけど、高速はボアアップ…? タンデムは現実的では無いかな…? あとニュートラル入りにくい。 |
これから買う人へのアドバイス | 安い維持費でギアチェンジしたい人にはお勧めだと思う。 とは言っても全然新車売ってないし好きなの買えば良いと思う。 |
購入動機・用途・比較車種 | トコトコゆっくり走れて、カスタムも楽しめるバイクを探すと、新型グロムかモンキー125の2択になりました。 |
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長所・満足な点 | 意外にも乗ってみると小さいのにキビキビ走るし、燃費もすこぶる良い、いきなりグロム沼に引き込まれてます。 カスタムの方は少しずつ進んでいますが、散財しすぎて懐が厳しい状況です。 |
短所・不満な点 | フロント、リヤ共にニッシンのパッドが入っており、タッチが固くてブレーキをかけるタイミングがズレて困惑していましたが、デイトナの赤パッドに交換する事により、かなりフィーリングが良くなりました。 パッドの減りは早いかもしれないですが、オススメです。 ただ、一番不満に感じているのは、サービスマニュアルに記載されている締め付けトルク以上に高トルクで各箇所のボルトが締められており、緩めるのに一苦労します。 |
これから買う人へのアドバイス | ガソリン価格が高騰している中、リッター70キロ越えしてくれる頼もしいバイクです。 ただ、新型のシートでも100キロ位走るとケツと腰が痛くなります。 |
グロムのライバルをチェックする
やはり比較対象となるのは、ホンダ擁する豊富な125ccモデル群でしょう。2023年1月現在、ホンダにはCB125R、スーパーカブC125、CT125・ハンターカブ、スーパーカブ110、クロスカブ110、ダックス125、モンキー125などなど、ギヤ付きモデルだけで9車種ものバイクを展開しています。
そんな豊富なバイク選びの中で一つの指標となるのが2人乗りのしやすさです。タンデムシートの有無やタンデムステップの取り付け構造などを考慮すると、グロムはダックス125とCB125Rに次いでタンデム性能が高い125ccモデルということができそうです。
バイク選びの際は、デザインはもちろんですが二人乗りなどの実用面で比べてみるとバイク選びの幅が広がりそうですね。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年2月20日現在です。
ダックス125
オーナー平均満足度:4.42(評価人数: 102人)
新車平均本体価格:43.73万円
中古車平均本体価格:57.72万円
口コミ件数:3件
CB125R
オーナー平均満足度:4.01(評価人数: 148人)
新車平均本体価格:46.36万円
中古車平均本体価格:39.2万円
口コミ件数:20件
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