
フランス発のメーカー・プジョーモトシクルから、ネイキッドモデル「PM-01 125/300」、アドベンチャースクーター「XP400 GT」、ハイホイールのコミューター「TWEET 125/200 GT」の3種の新モデルが発表された。従来、小型スクーターをメインにラインナップとしていたプジョーだが、今回のラインナップ拡充にともない、より多くの層のライダーに注目されるブランドとなった。各ラインナップは全国の正規販売店、PEUGEOT MOTOCYCLES公式サイトで購入が可能となる。

プジョーモトシクルは1898年に設立された世界最古のバイクブランドで、現在はインドの自動車大手「マヒンドラ&マヒンドラ」を母体としている。今回登場する新モデルはプジョーブランド共通のライオンのエンブレムから「ライオンズクロー」デザインを取り入れ、プレミアムな新機軸を打ち出した。

プジョーモトシクルは従来、125ccクラスのスクーターをメインにラインナップ。クラシカルなデザインが人気の「ジャンゴ」は生産終了となった。
目次
スポーティーな倒立フォークやTFTメーターを採用する「PM-01」
プジョーモトシクル設立から125周年を記念し、ブランドの原点を表すモデルとして登場した「PM-01」。新生プジョーモトシクル初のマニュアルミッションモデルで、ネーミングの「PM」は、「PEUGEOT」「MOTOCYCLE」 の略称だ。
ボディはストリートファイターライクなスタイリングながら、プジョーならでは直線基調のモダンなシルエットを採用。大型のラジエーターシュラウドやショートテールによる凝縮感のあるスタイルは非常に個性的だ。灯火類はフルLEDで、ヘッドライト&テールライトは「ライオンズクロー」を表現したデザインとなっている。また装備面でも、フロントフォークはΦ41mmの倒立式を採用し、ブレーキにはデュアルチャネルABSを装備。メーターはTFT液晶となっており、最新水準のアーバンネイキッドとして存在感を発揮する。
ラインナップは125cc、300ccの2モデル。都市部でのデイリーユースに最適な125と、高速道路でも力強いパフォーマンスを発揮する300で、どちらもパーツの多くを共有し車体サイズは同一。エンジンは水冷4サイクルOHC単気筒で、125は出力10.2kW(13.9PS)/9,500rpm、300は出力21.5kW(29.2PS)/9,000rpmを発揮する。カラーラインナップは「シャープホワイト」「ジェットブルー」2種を採用し、価格は125が59万4000円、300が73万7000円だ。

新プジョーモトシクル初のネイキッドとなったPM-01。戦闘的なシルエットながら独特のデザインが個性を主張。

装備面でも、大径倒立フォークやデュアルチャネルABSで高水準な走行性能を発揮する。
PM-01 125/300(2023)
【】内は300 メーカー希望小売価格:¥594,000【¥737,000】ジェットブルー
シャープホワイト
PM-01 125/300(2023)主要諸元
【】内は300 ・全長x全幅x全高:2,040mmx830mmx1,095mm・ホイールベース:1,370mm
・シート高:810mm
・車両重量:152kg【162kg】
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒124.8cc【292.4cc】
・最高出力:10.2kW(13.9PS)/9,500rpm【21.5kW(29.2PS)/9,000rpm】
・最大トルク:11.0Nm(1.12kgf/7,500rpm【24.5Nm(2.49kgf)/7,000rpm】
SUVインスパイアのアドベンチャースクーター「XP400 GT」
4輪の分野で近年大きくシェアを伸ばしているSUVにインスパイアされた「XP400 GT」。高性能ロードバイクとオフロードバイクのコンポーネンツを組み合わせた足回りが、オフロードでの走行性能も発揮するアドベンチャースクーターモデルだ。
26.5kW(36PS)を発生するパワフルな399cc単気筒エンジン、コネクト機能付きフルカラーTFTメーター、スマートキー、トラクションコントロールシステム、デイタイムランニングライト付LEDヘッドライトなどを装備し、プジョーモトシクルのフラッグシップモデルとなるクラス最高峰の装備を有する。カラーは「シャークグレー」「スノーホワイト」の2色をラインナップし、価格は115万5000円。
※本車両は、PEUGEOT MOTOCYCLES公式サイトを通じたインターネット販売のみの取り扱い

Φ41mm倒立フォーク、ラジアルマウントブレーキキャリパー、スポークホイールを採用しスポーツとユーティリティを両立。リアには独自の「アーチサスペンション」を採用し路面追従性を強めた。
XP400 GT(2023)
メーカー希望小売価格:¥1,155,000
シャークグレー
スノーホワイト
XP400 GT(2023)主要諸元
・全長x全幅x全高:2,190mmx870mmx1,190mm
・ホイールベース:1,545mm
・シート高:815mm
・車両重量:231kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒399cc
・最高出力:26.5kW(36PS)/8,150rpm
・最大トルク:38.1Nm(3.88kgf)/5,400rpm
軽量・コンパクトなハイホイールスクーター「PEUGEOT TWEET 125/200 GT」
2018年に限定販売された「プジョー ツイート」が、モデルチェンジして新発売。前後16インチの大径ホイールにより、ヨーロッパの石畳のような凹凸の多い路面でも安定した走行を実現したシティコミューターだ。軽量・コンパクトな車体で、日常の足や通勤に最適なモデルとなっている。
今回のモデルチェンジでは外観を一新し、プジョーのDNAをより濃く表すデザインに刷新。ボディカラーは4輪でも人気のグラファイトグレーを採用し、LCDメーター、LED灯火類、USBポートなど、最新モデルにふさわしい装備も充実した。手軽で経済的な125と、高速道路も走行できる200の二種類をラインナップ。価格は125が39万500円、200が42万3500円となる。

利便性の高いシティコミューター「ツイート」がモデルチェンジ。デザインはシャープに見直され、フロントマスクにライオンズクローがあしらわれる。
プジョー ツイート125GT(2023)主要諸元
【】内は200GT メーカー希望小売価格:¥390,500【¥423,500】グラファイトグレー
プジョー ツイート125GT(2023)主要諸元
【】内は200GT ・全長x全幅x全高:2,020mmx725mmx1,165mm・ホイールベース:1,330mm
・シート高:790mm
・車両重量:106kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒125cc【170cc】
・最高出力:8.4kW(11.4PS)/8,500rpm【9.0kW(12.2PS)/7,500rpm】
・最大トルク:10.3Nm(1.0kgf)/6,500rpm【12.5Nm(1.27kgf)/6,000rpm】
情報提供元 [ PEUGEOT MOTOCYCLES ]
この記事にいいねする