
スズキはインドにて、250ccスポーツネイキッド「ジクサー250」とフルカウルモデル「ジクサーSF250」の新型を発表した。諸元は従来モデルのままだが、スマートフォン連携機能を新装備。新色が3色ラインナップされている。
国内向けモデルは2021年を最後に更新されていないジクサー250/SF250。今回発表のインドモデル仕様が国内導入されることも予想できる。特にスズキファンにとっては、国内では未採用のシルバーベースのエクスターカラーは大注目間違いなし! スズキからの続報を待ちたいところだ。
目次
「ジクサー250」「ジクサーSF250」ではスマホ連携&新色追加!
ジクサー250/SF250は2019年に海外向けに発売された、250cc油冷OHC単気筒エンジンを搭載するミドルスポーツモデル。国内には2020年に正式に導入が開始され、スズキにとって久しぶりの投入となる新型油冷エンジンが注目されたが、小型軽量な車体は初心者からベテランにまで幅広くニーズにマッチ。他社製モデルに比べて経済的な価格も魅力となって人気を集めている。
今回発表された新型モデルではスペックや諸元の変更はないが、スマートフォン連携機能を新装備。「Suzuki Ride Connect(スズキ・ライド・コネクト)」アプリによって、モニタにナビゲーションやスマホ通知を表示できる。
またカラーリングは大きく刷新。ジクサー250の国内現行モデルはメタリックなブルーとブラックのラインナップだが、新色はマットなネイビー&ブラックとなりシックなイメージに変貌した。ジクサーSF250にはこれに加え、シルバー基調の新たな「エクスター」カラーが登場。従来モデルにもワークスイメージのトリトンブルーがラインナップされていたが、今回登場のグラフィックはさらにレーシーなイメージを強化している。
インド向けに発売となる今回の新型モデルだが、国内仕様のジクサー250/SF250は2021年以来モデルチェンジを受けておらず、最新排ガス規制にも適合できていない。このため新型モデルが日本にも上陸することは充分考えられることだ。マルチパーパスなジクサーの新型を待望するファンも多いだろう今、国内モデル情報の発表には注目が集まる。

スタイリング、諸元の変更はなし。ヘッドライトの上に取り付けられているプレートは、インドやインドネシアで義務化されているフロントナンバープレートだ。国内仕様ではオミットされるだろう。

インド仕様のジクサー250にはナックルガード、エンジンガード、サリーガードが標準装備されている。こちらは国内仕様では採用実績がない。

メーターのデザインは国内従来仕様とは異なり、スマホ連携機能の新採用でナビや通知を表示することが可能になっている。ナビは進行方向を矢印で通知するタイプで、液晶左側に表示されている。

スズキのGPマシンでおなじみ、エクスターカラーが新登場。2022年末にMotoGPを撤退したスズキだが、スズキのスポーツモデルはやっぱりコレ! というファンも多いのでは。
ジクサー250(2023インド仕様)
ジクサーSF250(2023インド仕様)
参考:ジクサー250(2022)主要諸元
※【】内はジクサーSF250
・全長×全幅×全高:2,010mm×805mm×1,035mm【2,010mm×740mm×1,035mm】
・軸間距離:1,335mm
・シート高:800mm
・装備重量:154kg【158g】
・エンジン:油冷4サイクルOHC4バルブ 249cc
・最高出力:19kW〈26PS〉 /9,000rpm
・最大トルク:22N・m〈2.2kgf・m〉/7,300rpm
・燃料タンク容量:12.0L
・変速機形式:常時噛合式5段リターン
・ブレーキ形式(F/R):F=油圧式シングルディスク(ABS)・/R=油圧式シングルディスク
・タイヤサイズ(F/R):F=110/70R17 / R=150/60R17
情報提供元 [ SUZUKI GLOBAL(海外サイト) ]
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