ヤマハから新型「トリシティ125」「トリシティ155」が発表された。エンジンが最新排ガス規制に適合するよう改良されたほか、スターターモーター/ジェネレーターを兼用する「スマートモータージェネレーター」、アイドリングストップ機構などを新採用し、フレーム、ステアリングやサスペンションも新設計となる。またユーティリティ面でも、スマートフォンとの連携やスマートキー採用、フットボードなどのデザイン変更が行われた。また、それぞれに新色ラインナップが加わっている。
発売は「トリシティ125」が49万5000円で2月28日(火)から。「トリシティ155」が56万6500円で4月14日(金)より取り扱いを開始。それぞれ年間1500台の国内販売を計画している。
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トリシティ125 / 155はブルーコアエンジンを強化し便利機能追加!
トリシティ125は2015年に発売された、フロント2輪の独特のスタイルを持った原付二種モデル。155ccの「トリシティ155」は2017年に登場した軽二輪モデル。
このスタイリングはヤマハ独自の「LMW(リーニングマルチホイール)」モビリティの思想により設計されたもので、通常の2輪車とは一線を画す安定感と、バンクが可能なスポーティなハンドリングを両立するもの。このLMWシリーズは125、155に加え、高速道路も走行できる「トリシティ300」、そして845ccの大型スポーツ「NIKEN」の4モデルがラインナップされている。
今回のモデルチェンジはトリシティ125 / 155ともに大きくパワートレイン、装備類が変更された。エンジンは従来から採用する「BLUE COREエンジン」を平成32年排出ガス規制に適合させて搭載するが、新作シリンダーヘッドを採用し、圧縮比を高め効率のよい燃焼を実現。吸気バルブ径の拡大、シリンダーヘッドの冷却経路の変更も加えられ、信頼性の向上を狙った。またスターターモーターは、走行時はジェネレーターを兼ねる「Smart Motor Generator」を新採用。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、小型軽量化を実現している。さらにアイドリングストップ機能も新搭載を果たした。
機能面では、ステアリング、ホイールベースの延長とリアサスペンションの新設計が行われ、上質感を持つ落ち着いた走行性能を実現。またスマートフォン連携システムとしてアプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」と連動し、メーターにスマートフォンの通知、バッテリー残量などを表示するほか、スマートフォン側でも車両の駐車位置を確認できる機能などを備える。さらに新たにスマートキーを採用し、キーレスでの始動を行えるほか、フットボードを延長したことで乗り心地を改良。ヘッドランプの照射範囲も拡大され、利便性が大きく向上している。
カラーバリエーションは、トリシティ125が新色「グレーイッシュブルー」「ホワイト」「マットグレーメタリック」の3色をラインナップ。トリシティ155にはグレーイッシュブルーにかわり、新色「マットベージュ」が採用された。価格は125が49万5000円で2月28日(火)から発売、155が56万6500円で4月14日(金)より発売となる。
トリシティ125(2023)
発売日:2023年2月28日(火)
メーカー希望小売価格:¥495,000
グレーイッシュブルー(新色)
ホワイトメタリック6(新色)
マットグレーメタリック3(新色)
トリシティ155(2023)
発売日:2023年4月14日(金)
メーカー希望小売価格:¥566,500
マットイエローイッシュグレーソリッド1(新色)
トリシティ125/155(2023)主要諸元
【】内は155
・全長×全幅×全高:1995mm×750mm×1215mm
・ホイールベース:1410mm
・シート高:770mm
・車重:168kg【172kg】
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ 124cc【155cc】
・最高出力:9.0kW(12PS)/7,500r/min【11kW(15PS)/8,000r/min】
・最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min【14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min】
・燃料タンク容量:7.2L
・変速機:Vベルト式無段変速/オートマチック
・ブレーキ:F=シングルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/80-14M/C 43P / R=130/70-13M/C 57P
情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]
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トリシティ155の価格が56,6500になってます。566,500の間違いではないでしょうか?