人気のスクーター特集 PCX150 : 特集 Vol.39 - ウェビック バイク選び

今回で3回目となる「人気のスクーター特集」
vol.38 マジェスティS と同じ様にユーザーから高い評価を得ている PCX150 の人気について、PCX125マジェスティSと比較しながら紐解いていく。
なお、メーカーの正式名称では PCX=125cc、PCX150=150cc としているが、紛らわしいので本レポート及びウェビック バイク選びではあえて PCX125PCX150 と称している。

燃費

まずPCXシリーズの最大の特徴としては「低燃費」が挙げられる。
ブラッシュアップされ続けているホンダのPGM-FI(コンピュータ制御の燃料噴射装置)に加えて、同排気量のライバル車種に比べて軽い車重、そして何と言ってもアイドリングストップ機能がこの低燃費を生んでいる。

そして迎えた2014年。PCX125は4月に、PCX150は5月にフルモデルチェンジをうけ、2015年モデルとして発売された。
2015年モデルの燃費は、メーカーカタログ値で PCX125は 53.7km/L、PCX150は 52.9km/L(60km/h定地走行テスト値、2名乗車)という低燃費を実現している。
※燃費 km/L(60km/h、2名乗車時):PCX150 52.9、PCX125 53.7、マジェスティS 40、シグナスX/SR 40

バッテリーあがり対策

2015年モデルではアイドリングストップに電圧の自動チェック機能が追加された。
これは電圧が一定よりも下がった場合にはアイドリングストップせず(手動でもONにできない)、電圧が復活したら再度アイドリングストップする仕組みである。
もちろん前モデルと同様に、右手のスイッチ操作でアイドリングストップをOFFにして電圧低下を予防することも可能だ。

前モデルにおいて、アイドリングストップ機能をON(信号待ちなど停車時にエンジンが自動停止する)にしたまま渋滞などで何度もエンジン始動・停止を繰り返した際に、バッテリーがあがってしまうという事例が発生したことに対する対策だと考えられる。
この電圧自動チェック機能を備えたことより、PCXシリーズは最大の懸念を払拭したと言えよう。

取り回し

次に車重と取り回しだが、上にも記したようにPCX150は車重が軽い。マジェスティSに比べると14kgも軽い。
実際にウェビックスタッフが所有するPCX150で取り回しを行ったところ、実に軽かった♪
もちろん女性にもオススメだ。
※車両重量:PCX125 130kg、PCX150 131kg、マジェスティS 145kg、シグナスX/SR 122kg

トランクと積載

シート下のトランクの容量は、少し小さめで25L(マジェスティSは32L)。
これはスリムな車幅の影響を受けているためだが、シートカウル先端上部にこの弱点を補うべく用意されているのが「トップケース取り付け用の穴加工」だ(普段はフタがしてあって外から見えない)。この穴を用いて、純正オプションのトップケースを装着できる仕組みになっている。
もちろんマジェスティSシグナスXにもリヤケースは後付け可能なので、単純に積載量だけで言うとPCXシリーズはライバルより劣るだろう。
※シート下トランク容量:PCX150/125 約25L、マジェスティS 約32L、シグナスX/SR 約31L

ポジション・他

ハンドルの位置と足の位置のバランスがとれていて、とても楽なポジションだ。
PCXシリーズの運転者が足を置く部分は、外観では外装が出っ張っていて狭そうに見える。
しかし実際は中心に向かって凹んでいるので問題ない。むしろ縦方向に長く、マジェスティSよりも足を楽に投げ出せて窮屈さがなかった。
長身(185cm)のスタッフが跨りハンドルをフルに曲げても、膝がハンドルにぶつかるようなこともなかった。つまりノーマルポジションでも色々な体型のライダーが違和感なく乗れることだろう。
ただ、マジェスティSやその他多くのスクーターのようにフロアボードの中央にフラットなスペースは無いので、両膝を閉じたり荷物を足元に置くことはできない。

まとめ

PCXシリーズ
〇:軽量・スリムで走りが軽快。低燃費。万人向けのポジション。
×:積載量は少なめで、足元に荷物が置けない。

マジェスティS
〇:安定した走りでツーリングも楽々。積載量は多く、足元に荷物も置ける。
×:PCXに比べて車体の幅があり重量もある。取り回しはPCXよりも重い。足元のポジションは狭め。

シグナスX/SR
〇:通勤快速。原付スクーター寄りのコンパクトな車格で。大容量の31L収納。低燃費で軽くてスポーティ。
×:PCXシリーズやマジェスティSに比べて前後タイヤ径が小さい為、よく言えばクイックだが悪く言うと安定感に欠ける。

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