タイでも発売されている新型ダックス125のカスタムが続々と登場している。こちらは、SR400などのカスタムを得意とするNatthapong Mcの作品。丸型のデュアルヘッドライトはババシリーズの再来だ。
遊び心満点のバハカスタム! 足まわりもしっかりオフに対応
タイのNatthapong Mcが手がけた新型ダックス125カスタムはオフロードに対応させただけでなく、丸目2灯のヘッドライトを装備してバハ1000ラリー仕様にしているのがポイント。バハは1000マイル(約1609km)前後を昼夜を通して走り続けるハードなレースで、夜間走行のために大光量のヘッドライトが必須となる。
これのレーサーレプリカとしてホンダは1987年にXLRバハを発売しており、明るいデュアルのヘッドライトの装備でツーリングライダーに人気となった。また個性的なスタイルが好まれて1991年にモンキーバハ、1994年にはディオXRバハまで発売された歴史がある。
Natthapong Mcは、ダックス125の前にモンキー125バハ仕様カスタムを先行して公開しており、満を持してダックス125バハ仕様も製作。外観は2眼ヘッドライトにMUTE製のフルエキゾーストなどシンプルな構成とし、これにスポークホイールとブロックタイヤを履かせてバハ仕様としている。
ダックス125改 [Natthapong Mc] タイのCub Houseでも紹介されたカスタムで、スタイルは往年のバハをイメージ。先に製作されていたモンキー125バハ仕様のパーツを移植しているようだ。
モンキー125改 [Natthapong Mc] モンキー125にデュアルヘッドライトを装備して往年のモンキーバハ風にしたカスタム。ダックスにもオフテイストの強いマイティダックスがリリースされていた。
リアサスペンションはYSS製に換装。MUTEのアップマフラーはチタン製で小型&軽量化を果たしている。
ガード付きのヘッドライトで雰囲気満点。アップマウントのフェンダーは金属の素材感がプレスフレームのダックスにマッチしている。
ノーマルのダックス125のエンブレムは1匹だったがこちらは2匹のタンデム!? デザインに変更。
XRバハ(1987年) [HONDA] XLR250をベースに大光量の大型デュアルヘッドライト(35/35W×2灯)を装備したバハ。1995年にはフルモデルチェンジしたXRバハも発売された。
モンキーバハ(1991年) [HONDA] モンキーにデュアル・ヘッドライト(15W×2)や、楕円形のヘッドライト取り付けパイプなどを装備。同年式のXLRバハと同じカラーリングとしていた。
ディオXRバハ(1994年) [HONDA] スクーターのディオにXRバハのイメージを再現して発売。1993年の東京モーターショーに出品され注目を集めた提案だった。
夜道の安心感は確かに抜群で、他のオフ車とは比較にならないほど明るく広く照らしてくれた。反面、荒れた林道を走るとライト周りの重さからくる揺り返しでハンドリングは悪かった。登りはまだ後輪荷重でなんとか凌げたが、下りはどうしようもなかった。