ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、カワサキ「ニンジャ1000SX」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけカワサキ「ニンジャ1000SX」ってこういうバイク!!

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カワサキのラインナップは2010年代あたりから車名の“シリーズの系統化”に力を入れており、2022年現在ではネイキッドスタイルのZシリーズとフルカウルのニンジャシリーズがラインナップの7割以上を占める2大勢力となり、残りをアドベンチャールックのヴェルシス、レトロなW、オフロードバイクのKLXで分け合うといった勢力図になっています。

今回紹介するニンジャ1000SXはフルカウルのニンジャ系ですが、実はフルカウルのニンジャシリーズの中でもキャラクターが2系統あります。一つはサーキット系の性能をひたすら追求する“ZX系”で、ニンジャZX-10RRを頂点として、1000ccクラス、600ccクラス、250ccクラス各排気量に“Ninja ZX○○”という名前で展開しています。

一方、スタイリングこそフルカウルでスポーティですが、どちらかというとサーキット走行よりツアラー的な乗りやすさを重視したキャラクターのシリーズが“無印系”で、車名に“ZX”が付きません。ニンジャ650/400/250をはじめとして、スーパーチャージャーエンジン搭載のニンジャH2 SXシリーズや今回紹介するニンジャ1000SXも、この“無印系”のツーリングが得意なニンジャシリーズということになります。

あらためてニンジャ1000SXのスタイリングを見てみると、見た目はかなりスポーティでサーキットでも速そうに見えますが、実際に乗ってみると、直列4気筒のエンジンはツーリング向きのトルクフルな特性で、スロットル操作に対する過渡特性もわりと穏やか。スポーティな見た目とは裏腹な乗りやすさに驚くことでしょう。車体もセパレートハンドルですが乗車姿勢もスーパースポーツ系のZX系ほど前傾が強くなく、ツーリングで長時間乗り続けても疲れにくいようなポジションが与えられています。

また装備面を見ても4段階で角度が調整可能なスクリーンを備えていたり、純正オプションにパニアケースが用意されていたりすることからも、ニンジャ1000SXが旅向きのキャラクターであることは明らかです。

ただニンジャシリーズの面白いところは、単なる楽ちんなツアラーになりきらないところです。“スポーツツアラー”という言葉がとてもしっくりきますが、ZX系のようなコンマ1秒を争うような“速さ”こそありませんが、峠道ではそれなりのペースで操る楽しさを満喫できるようになっています。ニンジャ1000SXはツアラーでありながらも、長年“世界最速”にこだわってきたカワサキらしいスポーティな部分もしっかり味わえる一台というわけです。

Webikeユーザーはニンジャ1000SXをどう感じている?

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Ninja 1000SX
新車平均本体価格:159.5万円
中古車本体価格:103.98万円
口コミ件数:21件
※データは2023年2月7日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で3.86(評価人数: 260人)

特筆すべきは走りとルックスが4.5点以上と高得点をマークしていることでしょう。ツアラーモデルながら、ニンジャらしいスポーティな走りも評価されているようです。

一方、積載性の評価は3.37点と高くありませんが、ニンジャ1000SXにはオプションとしてパニアケースやトップケースが用意されているので、必要に応じて積載性を拡張することができます。加えて、メンテナンス性の評価も3.24点と低めですが、こちらはフルカウル特有の内部へのアクセスのしにくさから来ているようです。

ツーリングも楽しめるリッターマシンとして、スポーツタイプからの乗り替えや、ミドルクラスからのステップアップに選ばれていることも特徴のひとつでしょう。

ニンジャ1000SXのざっくりまとめ

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よいところ

・標準装備が充実してる
・アップライトなポジションでとても楽!
・街乗り、高速道路、峠道など万能にこなせる
・メーターパネルがカラー液晶で見やすい
・乗ってしまえば重さは感じない

悪いところ

・カウルを外すのに苦労する
・ミラーがちょっと見づらい
・シート幅があるので停車時は不安を覚えるかも
・振動が気になる
・小物収納がカウルかシート下にもう少し欲しい

ニンジャ1000SXオーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

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購入動機・用途・比較車種 高速を伴うツーリングが多いので、クイックシフター、クルコン、スクリーンが標準装備なモデルで、かつカスタマイズの必要がほぼない標準で最初からなにもかも搭載している車種を探していて、トレーサー9GTとNinja 1000sxで考えていました。最終的には見た目のかっこよさで決めました。
長所・満足な点 操作のすべてが上質です。カワサキ車らしからぬ、アクセル操作、クラッチ操作、シフト操作などの操作する箇所が滑らかでシルキーなので気持ち良く乗車できます。141PSのパワーについては言うまでも無くパワフルで不満は一切ありません。

メーター表示もカラーで見やすくさまざまなデータを確認することができ最先端の技術を感じます。標準装備のグリップヒーターも朝夕の冷え込むときは非常にありがたいです。可変式のスクリーンは最上部にすると風圧を大きく遮るので高速では快適に走ることができます。

灯火類はナンバー灯にいたるまですべてLEDになっており、昼夜問わず周りに対する視認性はかなり良好だと思います。しかもLEDはカッコ良さが増します。

短所・不満な点 個人差があるとは思いますが手がしびれてきます。今のところ休憩すれば大丈夫ですが改善策を検討しようかと思います。

ギヤがクロスミッション?なのか、ショートだと思います。ドライブ側のスプロケを交換するか、現状で慣れるか考えてしまいます。

これから買う人へのアドバイス アフターパーツをあとから交換することに喜びを感じない性格なので、標準でほとんどの機能が装備され、カスタムするところがあまりなく個人的にはいいと思います。標準装備が充実しているので私みたいにカスタムに重きを置かない方には最適なのではないでしょうか。

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購入動機・用途・比較車種 30年ぶりのリターン 且つ 初リッターバイクとして選択。初Kawasakiでもあり、スタイル、装備、スペックどれをとっても文句無し。CB1300と比較していたが最近のカワサキの元気良さに軍配があがりました。

やっとナラシが終わったところなのでこれから色々計画を立ててツーリングに行きたいです。きっと頼もしい相棒になってくれる事でしょう。

長所・満足な点 優等生過ぎてベテランさんには退屈かもしれませんが、私のような二回目の初心者には至れり尽くせりの充分過ぎる乗り物です。特に高速道路での安定感は抜群。また、扱いやすいエンジンと全体にコンパクトに収まった車体で街中でもスイスイ。
短所・不満な点 パニアケースは付けましたがチョイ乗りには大袈裟過ぎて外したいので小物収納がカウルかシート下にもう少しあれば嬉しいかな?あとプラザ店販売なので価格交渉の余地は無し。
これから買う人へのアドバイス 過激なモデルと比べると大人しく見えるかもしれませんが、Kawasakiのリッターバイクとしての実力は充分。
一昔前のSSと同様のスペックは伊達じゃありませんよ。

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購入動機・用途・比較車種 Z900に乗っていましたが、ロングツーリングに行くことが多くなり同じKawasakiで4気筒である事から乗り換えを決意しました。
長所・満足な点 このバイクの長所はロングツーリングに特化した充実した装備だと思います。クルーズコントロール、可変式のスクリーンは高速での運転がとても楽で、この時期はグリップヒーターがありがたいです。またオプションでパニアを選択出来ますので旅力に優れたバイクです。ETC2.0も標準装備なのも◎。

KTRCのおかげで急にアクセルを回しても前輪が浮く事はなく、パワーとトラコンの選択で自分の好きな乗り味にセッティングできます。エンジン音もノーマル状態でも良い音がします。(ここは短所にも書きますが、Z900の方が正直音はいいです)

見た目は個人的には100点に近いですが、サイドのデザインがシールなのが若干マイナスですかね。ただ遠くから見ても目を引くデザインで、どの角度から見てもカッコいいバイクだと思います。

走りも概ね満足ですがどうしてもZ900と比べるとトルクは落ちますかね。Z900は加速感が素晴らしくそれに比べると少し緩めの加速感。(Z900のノーマルモード、Ninja1000SXスポーツモードで同じくらいの加速くらい)ポジションはやや前傾で車体を扱うにはいいポジションです。ただポジションは身長で変わる部分だと思いますので、必ず跨がれた方がいいと思います。重さは236kgありますが、低重心のためか取り回しは比較的いいです。足着きは180cmでちょうどベタ着きな感じです。

燃費は18kmくらいですが、満タン給油で330km走り満足しています。

短所・不満な点 Z900と比較してしまうと、エンジン音は物足りなく感じます。それでも他の4気筒と比べるととても良いので、感覚的な物かもしれませんが…
あとは足着きは良くない方かと思います。シート幅があるので乗車姿勢は楽ですが、停車時は170cmくらいの方でも不安を覚えるかもしれません。
これから買う人へのアドバイス スポーツツアラーを謳っているだけあり、長距離のツーリングに特化したバイクです。ただ見た目の良さもあり、性能的にはどんなシーンでも活躍出来るバイクだと思います。

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購入動機・用途・比較車種 動機:
大型に乗ってみたかったが、特にめちゃくちゃほしいと感じた大型がなかった。そこにNinja1000SXが登場して、見た目が一番かっこよかった。さらに街乗り、ワインディング、ロングツーリングといったオールラウンドで扱えそうと思ってこれしかないと購入した。

用途:
ツーリング

比較車種:
ZX-14R,CB1300SB,隼

長所・満足な点 用途:
ツーリング。

走り:
下道で走っててもパワーが強すぎて微調整が難しいということはない。スロットルは回すし、ギアも4,5は普通に使う。
標準装備が充実してる。クルーズコントロール、グリップヒーター、クイックシフター。特にクイックシフターは走りをさらに楽しくさせてくれる。

見た目:
見た目が一番重要なので文句なし。2021年式のブラック/グリーンのカラーリングがかっこいい。写真などで見るより、メタリックグリーンでイイ。

短所・不満な点 ・荷物を積む純正パニアケースはかっこいいと思うが、高くて手を出しにくい(約9~10万)。
・グリップヒーターが最大出力でも暖かさが真冬だと足りない。
・シガーソケット←USBソケットが良かった。
これから買う人へのアドバイス オールラウンドに乗りたい人が買うといいと思います。
Kawasaki Care がついていて、アフターケアも安心です。
大満足です。

 

 

ニンジャ1000SXのライバルをチェックする

他の排気量シリーズ同様、同系エンジンを搭載した兄弟車とも言えるネイキッドモデルがニンジャ1000SXにも存在します。Z1000がそれに当たりますが、乗り比べてみて面白いのはどちらかというとZ1000の方がイケイケのスポーティキャラということでしょう。

カワサキのZシリーズ全般で言えることですが、セパレートハンドルのフルカウルモデルからバーハンドル化しても安易に“楽ちんポジションのネイキッド”とはせずに、攻めのスポーツポジションを与えてスパイシーなキャラクターを作り上げるのです。より刺激的な乗り味を楽しみたいのであれば、“スポーツツアラー”のニンジャ1000SXよりもむしろZ1000の方が適しているかもしれません。

また他の国産メーカーに目を向けると、意外と“スポーツツアラー”と呼べるバイクが少ないことに気づきます。いわゆる“ツアラー”と呼ばれるキャラクターのバイクは色々ラインナップしていますが、スポーツツアラーと呼べるキャラクターのモデルは2022年に登場したばかりのスズキのGSX-S1000GTぐらいでしょうか?

それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!

※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年2月7日現在です。

Z1000

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オーナー平均満足度:3.55(評価人数: 703人)
新車平均本体価格:──
中古車平均本体価格:118.71万円
口コミ件数:130件

詳細はコチラ

GSX-S100GT

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オーナー平均満足度:3.68(評価人数: 94人)
新車平均本体価格:159.22万円
中古車平均本体価格:151.4万円
口コミ件数:15件

詳細はコチラ

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カワサキ ニンジャ 1000SXの価格情報

カワサキ ニンジャ 1000SX

カワサキ ニンジャ 1000SX

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本体

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価格帯 97.75~114.65万円

諸費用

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