
2月1日発表されたカワサキZX-4RRやZX-4Rシリーズ。最上級のZX-4RRに注目が集まっているが、ここではベーシックグレードのZX-4Rに注目してみたい。4Rはカナダで発売が決まっており価格も発表されている。
全身黒ずくめのカラーリングはリアル忍者!?
400ccの並列4気筒エンジンを搭載し、ラムエア加圧時に80PSのパワーを発揮するZX-4Rシリーズには、ZX-4RR、ZX-4R SE、ZX-4Rの3つのグレードが存在している。全グレードが発売されるのは欧州で、アメリカではZX-4RRのみ、カナダとオーストラリアでは4RRと4Rが発売される。
日本でどのグレードが導入されるかは不明だが、現状国内ではZX-25RとZX-25R SEが導入されている。これを参考にするとベーシックグレードのZX-4Rはラインナップされると思われる。さらに最上級版のZX-4RRの導入も期待したいところだ。
ZX-4Rは、4RRが装備しているデュアルディレクション KQS(クイックシフター)とリアのBFRC-liteサスペンションが不採用。また、SFF-BPフロントフォークのプリロード調整機能が省略されている。この3つの装備と単色のカラーリングが違いだ。

Ninja ZX-4R [KAWASAKI] Rの数が1つの標準仕様も発表され、カナダとオーストラリアでの発売が確定している。カラーリングは現状メタリックスパークブラックの1色のみだ。

ZX-4Rのリアサスペンションはクリック式のスプリングプリロード調整機構が付いている。また、チェンジペダルにクイックシフターのセンサーがないのが分かる。

カワサキが発表したZX-4R、ZX-4RRシリーズの装備比較表。ZX-25RではSEが最上級グレードだったが、RRの登場でSEはストリート重視の上級仕様に方向性を変えている。
ZX-4Rの価格は輸送費抜きでは約98万円、ストリート派ならこれで十分?
価格はカナダでZX-4Rが97万8000円(9999カナダドル)+輸送費7万8000円(795カナダドル)で約105万6000円、ZX-4RRが115万3000円(計1万1794カナダドル)と発表されている。ZX-25Rはタイで生産されているので、ZX-4Rの生産国が同じであれば日本では輸送費が抑えられるかも知れない。
日本でのZX-4R/ZX-4RRシリーズの発売は秋とアナウンスされている。続報が入り次第お伝えしたい。

ZX-4Rのフロントフォークにはトップに調整機構がない。ZX-4RRとZX-4R SEには右側にスプリングプリロード調整機構が設置されている。4.3インチTFTメーターは全車標準装備となる。

ZX-4R SEのスモークウインドシールド。カラーリングはZX-4RRと同じライムグリーン×エボニー(黒)だが、イメージが一新される。

ZX-4R SEのシート下にはUSB電源ソケットが設置されている。

ZX-4R SEにはフレームスライダーが標準装備。なお、SEグレードの価格は不明だ。
カワサキZX-4R/ZX-4RR欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:1990×765×1110mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:800mm
・車重:188kg【189kg】
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 399cc
・最高出力:77PS(ラムエア過給時80PS)
・最大トルク:3.66kg-m/11000rpm(北米仕様)
・燃料タンク容量:15L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=160/60ZR17
・カナダ価格:1万794カナダドル(約105万6000円)/1万1794カナダドル(約115万3000円)
※【】はSE
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僕はCB400には乗ってません!
このエンジンを乗りやすさ主体にデチューンして昔から続くカワサキ伝統のネイキッド出してください
Z900RS的なスタイルでネイキッドをお願いします。
CB400は教習車だよ