2022年11月にタイで開催されたバンコクホットロッドカスタムショー2022に新型ダックス125カスタムが大挙して出品された。その中でも異彩を放っていたのがMurazakiのA3-ZERO。旧日本海軍の零戦をモチーフにした力作だ。

写真:Murazaki Shop

艦載機のベージュカラーと隊長機マークで本田製の零戦が完成

A3-ZEROと名付けられたダックス125改を手がけたのは4ミニやスクーターのカスタムを得意とするバイクショップMurazakiの作品。お店の看板には「紫」の漢字を掲げており、色名のムラサキが店名の由来となる。

A3-ZEROの低くマウントされたハンドルのライディングポジションとフルカウルの戦闘的スタイルは、零戦をバイクで具現化したもの。カラーリングもこれを反映しており、空母「飛龍」艦載機と同じベージュカラーのボディカバーを被せているのだ。

そして、圧巻なのはダックス125には装備されていないフロントカウル。これも零戦のエンジンナセルをイメージしたもので、カラーは零戦と同じ艶消しブラックに塗装されている。零戦が艶消しとしたのは、光の反射でパイロットの視界を妨げないようにしたものでバイクでも有効!?

他にも零戦を想起させるディテールが見られる力作で、ホンダのウイングマークをラウンデル風にアレンジしているのもポイント。三菱重工業ならぬ本田技研工業製の零式艦上戦闘機に仕上げられている。

A3-ZERO [MURAZAKI] 零戦の型式「A6M」から引用したと思われるネーミングのA3-ZERO。とてもダックス125がベースとはとても思えない仕上がりでフロントカウルの形状も独特だ。

ホットロッドカスタムショーやホンダのカスタムコンテストに出品された際はこのようにダメージ加工が施された。

真横から見るとロー&ロングが際立つ。スイングアームはSTDにエンド部分を継ぎ足して延長し、リアサスはレイダウンマウントしている。

ベージュのボディカバー内側にカデットグレーに塗装されたダックスのプレスフレームが確認できる。カバーには3本のリブが施されており、力強い印象を与える。

ヘッドライトはカウルに内蔵。さすがにプロペラはないがエアダクトを左右に設置している。国籍を識別するラウンデルはホンダのウイングマークでデザインされている。

ハンドルは逆付けのパイプハンドルでローマウント。メーターやスイッチ、グリップはSTDのままだ。ミラーはバーエンドタイプにしている。

MotolordD x VAMOSの縦2穴のサイレンサーがインパクト大。リアブレーキやホイールなどは全て社外品に交換されている。

チェーンガードにはバーリング加工が施されている。大小の穴が交互に並んでおり零戦のフレームをイメージしているようだ。

丸型のテールランプはSTDパーツを流用。テールカウルのブルーの2本ラインは隊長機識別帯で、零戦では胴体後部に塗られていた。ウインカーは超小型タイプだ。

こちらが9月頭のビフォー状態。これから約2ヵ月でA3-ZEROを仕上げたスピード感は凄い!

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