
2022年10月のタイランドGPの会場で実施されたカスタムバイクコンテスト「H2C Motorbike Idea Challenge」にGクラフトアジアが新型ダックス125でエントリーした。派手なカスタムが多い土地柄で美しく仕上がったマイティダックス風カスタムを出品したのだ。
写真:G Craft、Cub House新型ダックス125は1972年のマイティダックスに近いかも
マイティダックスST90は旧ダックスシリーズの最大排気量車。CS90系のエンジンを搭載し14インチスポークホイールを装着していた。新採用のセミブロックパターンタイヤで一般道路から悪路まで対応し、より幅広くライディングが楽しめるモデルとして発売されたが、一代限りで終了した希少車だ。
こんなレア車をモチーフに新型ダックス125をカスタムしたのは、左側のサイドカバーが一致しているのもポイントだろう。マイティダックスは楕円形のエアクリーナーケースを装着しており、これを新型ダックス125がサイドカバーとして再現しているのだ。ただし、14インチの足まわりなどは一から起こした力作となる。
「1972年にホンダで発売されたマイティダックスがコンセプトです。マイティダックスは前後に14インチのタイヤがついています。色は当時もあったゴールドを選んでビンテージなスタイルに仕上げています」とGクラフトの戸阪代表は語っており、完全に1970年代の雰囲気に仕上がっている。

ダックス125改 [G CRAFT] タイに進出しているGクラフトが製作したカスタム。前後ドラムブレーキ化などで懐古調に仕上げている。11月のバンコクホットロッドカスタムショーにも展示された。

マイティダックスST90 [HONDA] コレクションホールに保管されている車両で左側が確認できるが、ダックス125のサイドカバーと同じ形状のエアクリーナーボックスを採用しているのだ。

Gクラフトのダックス125は、灯火類もLEDから電球式にしており、細部に至るまで当時の雰囲気を再現する。丸エンブレムはGクラフトのマークに変更している。

前後ホイールはマイティダックスと同じ14インチのスポークホイールに換装。タイヤもセミブロックタイヤを装着している。

メインフレーム内にキーシリンダーを設置するなど細部も再現している。メッキのアップフェンダーが雰囲気満点だ。

シート下のエンブレムは独自デザインに変更。Mighty=強力ななどの意味があり、旧ダックスで最大排気量を誇ったネーミングとなっている。

シートの後ろの部分にはオリジナルのマイティダックスには筒状の小物入れがあり、それを再現。防水のターポリン素材で実用にも不具合がなさそうだ。
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