
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、カワサキ「ニンジャ400」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけカワサキ「ニンジャ 400」ってこういうバイク!!
長年カワサキのラインナップに“ニンジャ400”という名前のモデルがラインナップしていますが、2010年11月から発売された車名の最後に“R”の付くニンジャ400Rと、2018年2月から発売されたニンジャ400とでは全く別物ということをまず覚えておきましょう。
しかも“R”付きのニンジャ400Rは、2013年12月の発売モデルから、“R”が名前から外れたりしているので非常にややこしいのですが、とにかくニンジャ400は、“2018年2月発売モデルとそれ以前ではキャラクターが別”ということだけしっかり頭に叩き込んでください。
さてそれを踏まえて説明すると、2010年11月から2018年のモデルチェンジまでのニンジャ400R及びニンジャ400は、650ccの車体をベースに400ccの並列2気筒エンジンを搭載したモデルです。カワサキのNinjaというと今ではエッジの効いたスポーティなフルカウルモデルのイメージが定着していますが、当時はそこまで厳密なコンセプトはなくニンジャ400R及びニンジャ400はどちらかというと、ツアラー的な要素が強められていました。それこそ開発陣が、“カワサキ史上最高に快適で長距離でも疲れないシートです”なんて言っていたくらいのツーリングキャラクターであり、650ccクラスベースのちょっと重めの車体を活かした安定感ある走りで定評を得ていました。
一方、2018年2月発売以降のニンジャ400は発想が完全に逆転。250ccクラスの軽量な車体にパワフルな400ccクラスのツインエンジンを搭載したライトウエイトスポーツモデルになっています。外観的なデザインも、現行のニンジャシリーズ共通のエッジを効かせたスリムなボディラインが与えられており、見た目にもかなりスリムでコンパクト。
そう、ニンジャ400は2018年を境に全く別のモデルへと生まれ変わっているのです。なのでニンジャ400を中古車で選ぶ際は、2018年以降のモデルなのか、それとも2018年以前のモデルなのか、がとても重要になります。得意な走行シチュエーションも、ツーリングからスポーツ走行へと180度切り替わっているので、この見極めは大変重要というワケです。
さてここからは現行モデルのスポーティなニンジャ400の話。乗ってみるとやはり250ccクラスの軽い車体に潤沢なパワーの400ccのエンジンでぐいぐい進むという、元気なキャラクターが際立ってます。ポジションに関してはそれほど前傾姿勢はきつくないのでツーリングももちろん可能ですが、やはり高速道路などではツアラー色が強くどっしりした乗り味の2018年以前のニンジャ400と比べると、スポーツモデルらしい機敏な動きが得意で直進安定性に関してはやや低めな印象を受けます。
Webikeユーザーはニンジャ400をどう感じている?
ニンジャ400
新車平均本体価格:74.09万円
中古車本体価格:57.82万円
口コミ件数:68件
※データは2023年1月30日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.98(評価人数: 796人)
特筆すべきは走り、ルックス、取り回し、燃費が4点以上と高得点をマークしていることでしょう。
スポーツモデルらしいルックス、250ccクラスの軽量な車体に400ccのパワー、まずはこの2点に惹かれて購入されている方が多い印象です。一方、荷物が積めない、横風に弱いといった評価もありますが、スタイリングを重視して購入したので覚悟の上、というコメントも多く見られました。
ニンジャ400のざっくりまとめ
よいところ
・軽くてハイパワー
・扱いやすいエンジン
・取り回ししやすい
・デザインがカッコイイ
・クラッチが軽い
悪いところ
・横風にあおられる
・積載性がほぼない
・ヘルメットホルダーが使いにくい
・メンテナンス性が悪い
・シートが硬め
ニンジャ400オーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | バーグマン400が2回目の車検を迎えるため、乗り換えを検討していました。元々、軽排気量の2気筒エンジンが好きで、ZZR250にはじまり、EX-4、ゼルビス、SV400s、ブロス400、SRV250と乗り継いできました。 最新設計の2気筒エンジンで軽量・コンパクトな車両のNinja400を購入しました。 【用途】 |
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長所・満足な点 | 【デザイン】 最近のフルカウルバイクのデザインで気に入っています。 【エンジン】 【ハンドリング】 |
短所・不満な点 | ETCとドライブレコーダーを装備していますが、もう何も積めません(車載工具は下ろしました)。 燃費は、27.0km/l程度です。 |
これから買う人へのアドバイス | 軽排気量なので、回す楽しみのあるエンジンです。 シンプルな構造のバイクですし、250ccと部品を共用しているのでランニングコストも低めです。 大きなバイクに疲れてきた人はどうでしょうか? |
購入動機・用途・比較車種 | 通勤・ツーリング・旅行 |
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長所・満足な点 | 400ccクラス最高にバランスの取れた車体だと思う。スリムなシートにより165cmと言うチビッ子オヤジな私でも余裕でベタ足、そして何より軽い車体でひらひら走れます。 |
短所・不満な点 | 積載性は皆無なので、それなりに工夫が必要。リアシートバッグもあまり大きなものは取り付けられないので、キャンプなどに行きたい方には不向きかもしれません。後は車体が軽すぎて橋などで強風にあおられると簡単に流されます。風の強い時は高速道路などの通行時、大型トラックなどのすり抜けなどはやめた方が良いと思います。 |
これから買う人へのアドバイス | カスタムパーツも色々と出そろってきているので、いじる楽しみもありますし、初心者ライダーさんから、ベテランの方まで楽しめるバイクだと思います。 |
購入動機・用途・比較車種 | 椎間板ヘルニアの関係で重い大型車の取り回し・支える事が困難になったところに、バイクショップの社長に勧められたから。比較車種はZX25R、CBR400。 |
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長所・満足な点 | とにかく軽い!足つきが良い!パンチが有るも扱いやすいエンジン!一昔前の400cc4気筒エンジン車や大型車に負けず劣らずの速さ!燃費が良い! |
短所・不満な点 | 荷かけフックはついてますが、積載性はあまり高くはありません。キャリアを装着する方法も有りますが、同車種で社外キャリアを装着してるのを見ましたが、個人的にスタイルが好きになれませんでした。 |
これから買う人へのアドバイス | 車検の関係でニンジャ250と400で悩まれるかと思いますが、総合的にみるとあまり維持費は変わりません。でしたら、パワーにゆとりがあり、ニンジャ250の車体価格+10万円程度で購入出来る(ZX-25Rよりも安い!)、ニンジャ400をぜひお勧めします! |
ニンジャ400のライバルをチェックする
スポーティなキャラクターが追求されている現行モデルのニンジャ400には、バーハンドル化されたネイキッドバージョンのZ400が存在します。ベースの車体はほぼ共通なので走りのキャラクターはほぼ一緒と考えて差し支えありませんが、バーハンドルのZ400の方がアップライトなポジションで、バーハンドルならではのポジションの自由度を活かせば、リーンウィズはもちろん、リーンアウト、リーンインといったさまざまなスタイルのライディングが可能となっています。5万円ほど安いメーカー希望小売価格も魅力ですね。
またホンダには、同様の並列2気筒の400ccエンジンを搭載したフルカウルモデルのCBR400Rが存在します。こちらのモデルも非常にスポーティな見た目ですが、車体やエンジンのキャラクターは生い立ちからしてどちらかというとツアラー寄りのモデルです。
現行モデルにおいてニンジャ400と同様に“サーキット走行も楽しめる”くらいの400ccスポーツモデルを探すとなると、少し毛色は変わりますが一番近いのは水冷並列4気筒エンジンを搭載したCB400SF/SBあたりになるでしょう。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年1月30日現在です。
Z400
オーナー平均満足度:3.90(評価人数: 73人)
新車平均本体価格:69.3万円
中古車平均本体価格:158.49万円
口コミ件数:5件
CBR400R
オーナー平均満足度:3.90(評価人数: 399人)
新車平均本体価格:83.78万円
中古車平均本体価格:61.47万円
口コミ件数:32件
CB400スーパーフォア
オーナー平均満足度:3.93(評価人数: 2,127人)
新車平均本体価格:194.5万円
中古車平均本体価格:129.06万円
口コミ件数:403件
CB400スーパーボルドール
オーナー平均満足度:3.99(評価人数: 994人)
新車平均本体価格:──
中古車平均本体価格:112.63万円
口コミ件数:202件
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