
2022年11月のミラノショーで発表されたVストローム800DEの国内発売価格を予想。1月半ばに発表されたアメリカでの価格を下回る税抜120万円前後で発売されるだろう。テネレ700やXL750トランザルプとの差も気になるところだ。
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Vストローム800DEの国内価格はアメリカや欧州よりも安くなりそう
並列2気筒776ccエンジンを搭載した新型Vストローム800DE(DE=デュアルエクスプローラー)は、Vストローム650/XTの代替機ではなく、新たにラインナップされるブランニューモデル。Vストローム650/XTは続投が決まっており、95万7000円/100万1000円で販売されている。
対してVストローム800DEは、予想価格が税抜120万円前後。仮に120万円だとすると税込132万円となり、アメリカでの1万1349ドル(約145万円)やイタリアの1万1500ユーロ(162万円)よりも低価格に設定されることは間違いなさそうだ。なお、国内発売時期は3月頃と予想される。
ライバル・テネレ700の2022年モデルは128万7000円。ただし、1月13日に発表されたXSR700の2023年モデルが継続のまま6万6000円アップになっていることから、テネレ700も値上がりしそうだ。ちなみに2023年型はTFTメーターが採用されているが、国内版は現行型液晶メーターで継続する模様だ。
さらに、ライバルとなるホンダのXL750トランザルプは、5月下旬に発売されるという。価格は税込130万円前後という情報なのでVストローム800DEやテネレ700と横並びとなるだろう。2023年は国産ミドルアドベンチャーが一気に出そろい活気づくはずだ。

Vストローム800DE欧州仕様 [SUZUKI] 新設計並列2気筒DOHC776ccを搭載した新型アドベンチャーツアラー。前21、後18インチのスポークホイールを装備する本格派でオフロード走行も想定されている。

2022年型テネレ700国内仕様 [YAMAHA] MT-07の並列2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーツアラーで、オフロードの高い走破性が自慢。ABS以外の電子制御は採用されていない。

XL750トランザルプ欧州仕様 [HONDA] 新開発の並列2気筒755ccエンジンを搭載した新型アドベンチャーツアラー。トラコンなどの電子制御がVストローム800DEと同様に充実しており、さらにスマホ連携も可能だ。
Vストローム800DE欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2345×975×1310mm
・ホイールベース:1570mm
・シート高:855mm
・車重:230kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 776cc
・最高出力:84.3PS/8500rpm
・最大トルク:7.95㎏-m/6800rpm
・燃料タンク容量:20L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-21、R=150/70R17
2022年型テネレ700国内仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2370×905×1455mm
・ホイールベース:1595mm
・シート高:875mm
・車重:208kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2筒DOHC4バルブ 688cc
・最高出力:73PS/9000rpm
・最大トルク:6.9kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:16L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-21、R=150/70R18
・価格:128万7000円
XL750トランザルプ欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2325×838×1450mm
・ホイールベース:1560mm
・シート高:850mm
・車重:208kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2筒SOHC4バルブ 755cc
・最高出力:91.8PS/9500rpm
・最大トルク:7.65kg-m/7250rpm
・燃料タンク容量:16.9L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90R21、R=150/70R18
・予想価格:130万円前後(国内税込)
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