スーパーチャージドエンジンを搭載し、業界をアッと言わせたニンジャ H2の国内販売モデルは最高出力を高め、鮮烈なフィーリングに磨きをかけた。そのモンスターを1,000㎞走らせて乗り味を検証!

久々の過給機付きエンジンそのフィーリングは

15年にニンジャH2が登場したときは誰もが目を疑った。998㏄の排気量を持つエンジンにスーパーチャージャーを装備し200㎰のパワーを得ること自体は、カスタム業界であれば納得ができる。しかし二輪メーカーがそれを量産し、販売するというのだ。その話題のバイクに試乗する機会は比較的早く訪れた。場所はサーキットだったが、体験したことがない加速にビビってしまい、ストレートでもタコメーターの針をレッドゾーンに入れられない始末。だが市街地に引っぱり出してみると意外にも流れに乗って普通に走った。とはいえ過給エンジンは一般的なバイクとは扱いが異なる。1,000㎞を超えるツーリング取材などを重ねた結果、公道では慎重なアクセルワークが必要だと学んだ。それくらいシビアなエンジンだったのだ。

今回試乗したニンジャH2カーボン(2019)を目の前にして、そんな過去を思い出した。さらに緊張させる要素は、ニンジャH2カーボンは、最高出力が従来のニンジャH2より30㎰以上アップしていること。より一層慎重なアクセルワークが必要かと気持ちを引き締めつつエンジンを始動。普通のバイクとは異なった高い金属音が混ざったサウンドが響き渡る。

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情報提供元 [ カワサキイチバン ]

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