【新車】BMW「S 1000 RR」2023年モデル発表！最高出力210PSに＆ウイングレット追加で戦闘力向上

BMWは1月13日、スーパースポーツ「S 1000 RR」2023年型の予約注文開始を発表した。新モデルはエンジンパワーが向上し、従来から3PS高い最高出力210PSを実現。ウイングレットを装備したカウルは新設計、電子制御システムも一新され、走行パフォーマンスをより強化した。予約は1月13日から開始されており、価格は241万3000円。納車は2月10日からが予定されている。

進化を続けるBMWのスーパースポーツ最先端

2010年から国内で販売されているS1000RRは、BMWがスーパーバイク世界選手権（WSB）参戦車両のホモロゲーションモデルで、それまでのBMWのイメージを一新するハイパフォーマンスな走行性能が話題となったスーパースポーツだ。999ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載し、アシンメトリーなヘッドライト配置も特徴的だったS1000RRは、2019年のモデルチェンジでBMWシフトカム（可変バルブタイミング）を採用しエンジンパワーを向上、207PSを発揮し、カウルデザインも大きく変化した。

今回のモデルチェンジでは従来モデルからさらにエンジンが改良され、207PS → 210PSと3PSの強化がなされた。さらにスプロケットの歯数変更による減速比のショート化、スライドコントロール機能を新搭載したダイナミック・トラクション・コントロール（DCT）の強化、フレームの新設計も行われ、サーキットユースでの戦闘力を一層向上させている。

2023年型では更なる進化を遂げたS1000RR。初代モデルからは56PSもの出力向上を果たし、電子制御、エアロダイナミクスも洗練と強化を続けている。

カウルデザインも大きく変更されており、エアロダイナミクスを重視した新設計を採用。フロントフェアリングにはS1000RR初のウイングレットが採用された。車体の浮き上がりを抑止することで高速走行性能の強化を目的とするこのフェアリングは、最大17.1kgの強力なダウンフォースを発揮。フロントホイールのトラクションを高め、より多くのエンジンパワーを加速性能に充てることを可能とした。

カラーバリエーションは3色展開で、「ブラック・ストーム・メタリック」「パッション（レーシング・レッド）」の2種に加え、レース志向の「ライト・ホワイト」をラインナップ。価格は241万3000円となり、納車は2月10日からが予定されている。

2023年モデルの外観上の大きな特徴は、S1000RR初となるウイングレットの採用だ。フロントホイールの荷重を速度に応じて増加させることで加速性能を高め、サーキットでもラップタイム向上に大きな役割を果たす。

S1000RR（2023）

発売日：2023年1月13日（金）
メーカー希望小売価格：¥2,413,000

ライト・ホワイト

パッション（レーシング・レッド）

ブラック・ストーム・メタリック

S1000RR（2023）主要諸元

・全長×全幅×全高：2,073mm×848mm×1,205mm
・軸間距離：1,457mm
・シート高：824mm
・装備重量：210kg
・エンジン：水冷4サイクル直列4気筒（BMWシフトカム）999cc
・最高出力：154 kW (210 hp) / 13,750 rpm
・最大トルク：113 Nm / 11,000 rpm
・燃料タンク容量：16.5L
・変速機形式：常時噛合式6段リターン
・ブレーキ形式（F/R）：F=油圧式ダブルディスク/R=油圧式シングルディスク
・タイヤサイズ（F/R）：F=120/70 ZR17 / R=190/55 ZR17

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情報提供元 [ BMW MOTORRAD ]