
2022年に発表されたCB750ホーネットとXL750トランザルプは同じプラットフォームを利用した兄弟車。ネイキッド、アドベンチャーと登場したが「次」があってもおかしくない!?
情報提供元:月刊オートバイ2023年2月号(2022年12月28日発売)
CG:宮窪伸治
人気のネオクラシックGBシリーズの新作!?
2022年10月のインターモトショーで新開発755ccのエンジンを採用したCB750ホーネットが発表されたが、新しい並列2気筒エンジンとスチール製ダイヤモンドフレームの車体を採用して生まれ変わったのはホーネットだけではなかった。
翌11月にはEICMA(ミラノショー)でXL750トランザルプが登場、同じプラットフォームを採用して往年のブランドが復活を遂げたのだ。同じメカニズムを利用して異なるジャンルのモデルを展開することは今の流行でもあり、過去の例から2機種だけで終わることはなさそう。
そして、本誌が予想する3機種目はネオクラシック。「GB」のナナハンは魅力的だ。

GB750 [HONDA] 画像は編集部が制作したCG。予想登場時期:2023年秋

CB750HORNET [HONDA] 4気筒イメージを覆し、並列2気筒で生まれ変わった新型ホーネット。日本での発売予定は今のところ未定だ。
CL750スクランブラーの登場も期待!
CB750ホーネットをベースにしたネオクラシックモデルは、CB750のようなロードスタースタイルが濃厚だが、現在ならCL750という線も十分考えられるだろう。
CLは、1962年に発売されたホンダの元祖オフロードモデルの名前で、2023年に欧州でCL500、日本ではこれに加えてCL250も発売予定だ。CLはオンロード車ベースのスクランブラースタイルで、500と250はレブルのエンジンと前側フレームを使用したものだが、ホーネットベースでもCL化は十分に可能と思われる。
予想CGでは、リアサスペンションをこだわってツインショックとし、フロントは正立フォーク+ブーツ仕様にしてみたが、ここまでやらなくてもヘッドライトやタンクなどの変更でスタイリッシュになるはずだ。また、GB750路線であれば、前後ホイールはホーネットの17インチのままでもいいだろう。
そして、スクランブラースタイルのCL750路線は、GBにアップマフラーを追加すれば完成。開発コストを抑えてネオクラシック化するのであれば、可能性が高いのはGB750だろう。ただし、2023年にCL500/250がヒットを記録するようであれば、スクランブラーも十分期待できそうだ。

CL750 [HONDA] 画像は編集部が制作したCG。予想登場時期:2023年秋

GB350 [HONDA] 2021年に発売され、バックオーダーを抱えるヒットモデルになったGB350。これのシリーズ化の一環として750ccツインを予想してみた。価格:55万円

CL250 [HONDA] レブル250の大ヒットを受けてレブルをベースに新登場。日本では3月下旬に発売予定だ。並列2気筒のSL500は5月下旬発売予定だ。価格:未定
新開発755ccツインは三つ子に!?
GB750/CL750が採用すると想定しているのは、CB750ホーネットとXL750トランザルプに搭載された並列2気筒ユニカム式SOHCヘッドの755ccエンジンで、最高出力は91.8PS/9500rpmを発生する。トラクション性能に優れる270度クランクシャフトを採用し、パワーよりバランスを重視した出力特性に仕上げられている。

CB750HORNET [HONDA] 手頃な価格でスポーティな走りを楽しめるネイキッド、というホーネットのコンセプトは2気筒になっても受け継がれている。

XL750TRANSALP [HONDA] 欧州で定評のある元祖ミドルアドベンチャーの名前が復活。ホーネット同様のエンジンに、アフリカツインの流れを汲む足回りを備える。

DOHCではないのでヘッドがコンパクト。ツインの鼓動感を出した味付けにもできるだろう。
ライバルはヤマハの700ツインシリーズ
ひとつのエンジンで様々なモデルをラインナップする「プラットフォーム戦略」をヤマハが打ち出したの2014年。以降、ネイキッドのMTシリーズをベースに多様なモデルをラインナップする。
特にCB750ホーネットが意識しているのは排気量の近いMT-07で、同系のテネレ700にはXL750トランザルプを用意。さらにXSR700にはGB750もしくはCL750 を当てることになりそうだ。他にもヤマハにはYZF-R7があるがこれにも対抗が!?

XSR700LEGACY [YAMAHA] 欧州ではXSRスクランブラー仕様も登場!! オフタイヤやワイドなブレース付きハンドルを装備するなどスクランブラーカスタムを盛り込む。日本発売予定なし。写真は純正アクセサリー装着車。

XSR700 [YAMAHA] 価格:93万5000円

MT-07 [YAMAHA] 価格:81万4000円

TENERE700 [YAMAHA] 価格:128万7000円
この記事にいいねする
日本の市場が待っているのはネオクラシックではなくトラディショナルなんだけどなぁ。
海外生産だと日本向けのみの仕様とか無理なのか。
あ〜皆2気筒…厳しい。
攻めていないです
4気筒マシン.もう出ないのかな?
まぁ、新開発コストも昔からXLのEGベースにRSやCBX(Fもちろんアメリカンのcustomも)やってんじゃん?
大きいのだとエクスクルーシブのEG何年何車種のベースEGになったか…
パッと今思い浮かばないけど、各メーカー使い回ししてるし何言ってんの?
半導体供給問題もあってバックオーダーだけ溜まっていく世の中…
R7対抗のカウル付はいつ出ますか? でないのかぁ
ツインばっかで旧車の値段が上がる一方
仮に4発出ても100万超えは必至だしミドルクラスだと需要が少ないだろうし
ナナハン辺りの4発が一番気持ちいいのにな
ますます乗り換えられない
メーカーが一生懸命開発して出したところで
あーだったら買う
こーだったら買う
って奴らばっかりで結局大半の奴らが買わないから
わざわざ時間とコストかけてまで出しませんよ