ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、BMW「R nineT」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけBMW「R nineT」ってこういうバイク!!

 

R nineTはBMWのヘリテイジロードスポーツです。デビューは2013年、その頃から世界的な流行の兆しが見せ、現在へと続くネオクラシックブームの先鞭を切ったモデルの一台です。

R nineTのデビューに関しては、異例のプロモーションが展開されました。2013年にBMWは90周年を迎えたのですが、それに合わせて発表されたコンセプトモデル「Concept 90」は、アメリカのカスタムビルダーであるローランド・サンズとのコラボレーションでデザインされ、1973年に市販車で初めてビキニカウルを採用したメーカーメイドカフェレーサーであった「R 90 S」にインスパイアされたフォルムが大きな話題となりました。

先進性を旨とするBMWです。ヴィンテージ感を強調したConcept 90の市販を望む声は少なからずありましたが、あくまでコンセプトモデルと捉えられていました。ですが、同年R nineTが正式発表されたのです。当初はConcept 90のデザインをルーツに持つモデルと受け取る人が多かったのですが、実を言うとR nineTの存在が先にあり、そのプロモーションのために製作されたのがConcept 90であったのが真相です。発表時には、日本のカスタムビルダーの製作したR nineTカスタムも同時公開されるなど、華々しいデビューを飾りました。

R nineTのエンジンは、DOHC空油冷ボクサーツインであり、R1200GS由来のものです。現在のボクサーツイン搭載車のラインナップでは、冷却方式は空水冷化が進んでおり、空油冷エンジン搭載車はR nineTシリーズのみです。パワーに関しては空水冷モデルに軍配が上がりますが、熟成されきった空油冷ボクサーツインのテイストと信頼性は捨て難いものがあります。また、2017年にユーロ4、2021年にユーロ5への対応が行われていますが、初期モデルからのパワーダウンは1PSに過ぎず、最高出力109PSのパワフルな走りを楽しめます。

“走り”といえば見逃せないのが、他のボクサーツインモデルにはないR nineTだけの軽快さです。ツアラーモデルのRTシリーズや、アドベンチャーのGSシリーズなど、ボクサーツイン搭載車には重量車が多く、“重い”という声がつきまとってきました。R nineTはボクサーツインモデルの中では、特異的に軽快です。カウリングを持たないネイキッドスタイルであり、他に比べ実重量も軽くはあるのですが、アップライトな乗車姿勢やマスの集中化により、スペック以上の“軽さ”を感じさせてくれます。

そのためボクサーツインに憧れはあっても、車格や重量に腰が引けていたライダーであっても、R nineTは抵抗感なく受け入れられました。登場時にはスタイリングやカスタムバイクとしての魅力がフォーカスされましたが、デビュー当時から構えずに気軽に楽しめるボクサーツインとして、スタンダードなネイキッドモデルとしても愛されているのです。

また、R nineTはスクランブラースタイルやGSモデルなど様々な派生モデルが多数登場しました。現行モデルは、スタンダードモデルである「R nineT」のほかに、シンプルな装備をまとったピュア、スクランブラー、アーバンG/Sの4車種をラインナップしています。

WebikeユーザーはR nineTをどう感じている?

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R nineT
中古車本体価格:224万円
中古車本体価格:148.04万円
口コミ件数:20件
※データは2023年1月18日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で3.76(評価人数: 173人)

特筆すべきは走り、ルックス、取り回しが4点以上と高得点をマークしていることでしょう。

所有感の高いスタイリング、ボクサーツインならではのエンジンフィーリング、まずはこの2点に惹かれて購入されている方が多い印象です。荷物が積めない、価格が高いといったコメントもありますが、それも承知の上……。そんな雰囲気が読めとれます。

また、ほかのBMWよりも取り回しや乗り味が軽いといった点も好感されています。ファッションのイメージが先行している車両ですが、BMWらしい味わい深い乗り味も高い評価を受けているのです。

R nineTのざっくりまとめ

よいところ

新しいのに旧い、絶妙なヘリテイジ感
水平対向エンジンの鼓動
取り回しも良い
楽な姿勢と良好な操作感
メンテナンスフリーのシャフトドライブ

悪いところ

メンテはディーラー頼みなのでお金が・・・
収納がほぼない
メンテナンス性が悪い
純正ポジションだとハンドルが遠い
高速での走行風がキツイ

R nineTオーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

購入動機・用途・比較車種 2015年モデルからの買い替え
長所・満足な点 前モデルからメーター、スポークなどのデザイン変更。
各部の質感が上がり乗り心地も良くなった感じがする。
車格とパワーのバランスが好みで、取り回しも良く、どこでも気軽に全開にできる。
短所・不満な点 フルアジャスタブルになったFフォークは好みのセッティングを探すのが面倒。
スポークデザインを変えるならチューブレスにしてもらいたかった。
OPも含めてインポーターの価格設定がボリ過ぎ。
これから買う人へのアドバイス ボラれるのを承知でデザインが気にいった人なら買い。
用途は、近所へコーヒー飲みにぶっ飛ばして行くだけのカフェレーサーw

購入動機・用途・比較車種 大型バイクは国産4発しか乗ってこなかったし、今後もそうだろうと思っていたが、興味本位で行ったバルコムの展示会で試乗したR nine T Racerのクセの強さと想定外のパワフルさにビビッと来た。Racerの乗車姿勢は厳しいので、同シリーズのPureや無印を検討するも価格で引いた。半年後、またまたバルコムの展示会で登録済み未使用の無印を発見し、条件も良かったので清水ダイブで即日契約しました。
通勤から長・短距離のツーリングに使っています。
長所・満足な点 ・純正がアクラのチタンマフラー。意外に音デカい。
・2気筒だが、かなりパワフル。よく考えれば前愛車の稲妻號(スズキ油冷4発1200cc)より馬力出てる。
・'17モデルはフォークの減衰調整も出来て体に合わせやすい。
・空油冷ボクサーツインは味が濃いというかクセが強く、BMW乗ってる感がハンパない。
・新しいのに旧い、絶妙なヘリテイジ感。
短所・不満な点 ・メンテはディーラー頼みなのでお金が・・・国産なら油脂類交換だけで乗れるが・・・
・判ってた事だが、水平対向は横幅が広くてすりぬけは厳しい。
・収納がほぼない。シート下にETCとドラレコはなんとか入る。シート開けるのに工具が必要。
・シートのアンコが薄く、1時間も乗るとケツが痛い。
・スポークホイールのせいか、今どきチューブレスでないのはちと不安要素。
これから買う人へのアドバイス 油脂類(エンジン、ギア、ファイナルギアオイル)の交換は自分でするようにした。
それでも、1年点検と車検はDラーに頼んでいる。

購入動機・用途・比較車種 完全なる見た目、一目惚れというやつですかね。
このために大型免許を取得したくらい惚れ込んで購入しました。
用途は主に街乗りメイン。
長所・満足な点 車体がコンパクトな割に大型のボクサーエンジンを積んでいるというアンバランス感がたまらなくセクシー。斜め後ろから見た姿がここまで美しいバイクを私は他に知らない。
短所・不満な点 意外と重たい。220kgなので大型バイクにしては標準的ではあると思うが、車体の大きさの割に重量があると取り回しをしていて感じることがある。ディーラーの料金・維持費が高額になるのも短所である。
これから買う人へのアドバイス ライダースとデニムによく合うバイクだと思います。
ボクサーエンジンのドコドコ感が乗っていて心地よい。
あと5速からの伸びが気持ちいい。
購入まで踏み切れば良い相棒として活躍してくれると思います!

 

 

R nineTの派生モデルを見る

無印のR nineT以外にも個性を持ったR nineTがリリースされています。2023年1月現在、日本において現行モデルとして取り扱われているのは、R nineT(STD)、ピュア、スクランブラー、アーバンG/Sで、レーサーはディスコンモデルとなっています。

※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年1月19日現在です。

R nineT Pure

オーナー平均満足度:4.00(評価人数: 47人)
中古車平均本体価格:163.8万円
口コミ件数:4件

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R nineT Scrambler

オーナー平均満足度:3.85(評価人数: 52人)
新車平均本体価格:202.7万円
中古車平均本体価格:173.88万円
口コミ件数:4件

詳細はコチラ

R nineT Urban G/S

オーナー平均満足度:4.00(評価人数: 32人)
新車平均本体価格:221.5万円
中古車平均本体価格:173.08万円
口コミ件数:2件

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R nineT Racer

オーナー平均満足度:3.66(評価人数: 40人)
中古車平均本体価格:277.58万円
口コミ件数: 40人

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コメント一覧
  1. Tokiboo より:

    無印R9Tは17年からFフォークのイニシャル調整付きですがF、R共脚がとにかく硬いです。最弱セットでも路面の段差でFの突き上げ、Rは跳ねます。やや前傾のライポジなので手首と腰への衝撃がキツいです。【170/75kg】

    私はエア圧を落としてハンドルポジションも変更、ディーラーと何度も打合せてFアライメント見直し。で少しマシにはなりましたが結局、1年乗らなかったですね。

    ただし車重の軽さも手伝ってボクサーらしさはR9Tが一番と思います。加速減速とも素晴らしいエンジン特性で他では味わえない魅力を持っています。

    現在は水冷のGSですが同じボクサーとは思えない位、大人しいエンジン。全く別物です。

    チューブタイヤ、積載なし、極硬脚。
    性能と引き換えに?どこまで許容出来るかだと思います。

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BMW R nineTの価格情報

BMW R nineT

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新車 1

価格種別

中古車 20

本体

価格帯 234万円

234万円

諸費用

価格帯 8.9万円

8.9万円

本体価格

諸費用

本体

172.33万円

価格帯 119.8~210万円

諸費用

14.77万円

価格帯 12~22.8万円


乗り出し価格

価格帯 242.9万円

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