昨年11月にミラノショーにて電撃発表された、スズキの新型ネイキッドスポーツ「GSX-8S」とアドベンチャーツアラー「V-STROM800DE(Vストローム800DE)」。この発売予定と価格が、北米スズキによって公開された。「GSX-8S」は$8,849(約113万円)で6月発売、「V-STROM800DE(Vストローム800DE)」は$11,349(約145万円)で5月発売となる。この2モデルは欧州・北米を中心として全世界での販売が計画されており、日本国内での発売も遠くはないだろう!

GSX-8Sは約113万円!

近年各社から登場し、人気を博している並列2気筒エンジンのスポーツモデル。「GSX-8S」はその第1号となり、同時発表の「Vストローム800DE」と同一コンポーネントのフレームと新設計エンジンを採用するスポーツネイキッドだ。スタイリングはツインらしく細身なストリートファイターだが、「GSX-S1000」同様の縦置き2灯ヘッドライトを装備。TFTディスプレイ、双方向クイックシフター、KYB製倒立サスペンションを搭載し車体重量は202kg、エンジン出力は83PS/8500rpmのスペックだ。

北米で公表された発売情報では、$8,849(約113万円)で6月発売の予定。カラーバリエーションは現在3色のラインナップが発表されている。

 

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発表当初から大きな話題となったGSX-8S。GSX-S750の生産終了と入れ替わりに市場へ登場する見込みだ。ヤマハ「MT-07」、ホンダ「CB750ホーネット」に対する強力なライバルモデルとなる。

 

カラーはミラノショー発表から変更なく「パールコスミックブルー」「パールテックホワイト」「メタリックマットブラックNo.2×パールスパークルブラック」の3色がラインナップされる見込みだ。

 

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新設計のエンジンは水冷並列2気筒776ccで2軸バランサーを装備。270度位相のクランクシャフトにより90度Vツインと同様の爆発感覚を実現する。

 

Vストローム800DEは約145万円!「アドベンチャー」バージョンは約166万円でラインナップ

GSX-8Sと同時発表された兄弟モデル「Vストローム800DE」も注目の新型。こちらもGSX-8Sと基本設計を共有する並列2気筒776ccのエンジンを搭載、フレームの一部を共有するが、Vストロームシリーズの名の通りオフロード走行もこなせるアドベンチャーだ。電子制御スロットル、スズキインテリジェントライドシステム(SIRS)を搭載するなど最新の電子制御を備え、21インチのホイールサイズとVストロームシリーズ最長のサスストロークで走破性を最大限強化したモデルとなる。

北米の発売情報では、$11,349(約145万円)で5月の発売予定。また今回はバリエーションモデルとして「Vストローム800DEアドベンチャー」も発表された。クイックリリース式のアルミ製パニアケース、オフロード走行性能をより高めるアクセサリバーとスキッドプレートを標準装備する上位グレードだ。こちらの発売時期はスタンダードモデルと同時期ながら、価格は$12,999(約166万円)と20万円ほど高い設定となった。

 

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ミラノショーにてGSX-8Sと同時発表された新型アドベンチャー・Vストローム800DE。同じ月にスズキ本社で開催された「Vストロームミーティング」では実車が展示され、初めて日本のファンにお目見えした。

 

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北米での販売開始に当たり登場したバリエーションモデル「Vストローム800DEアドベンチャー」。容量37Lのサイドケース、アクセサリーバーやスキッドプレートといった、よりツーリング性能に特化したアップグレードモデルとなる。

 

※記事中の価格情報は2023年1月の為替レートによるものです。

情報提供元 [ SUZUKI USA ]

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