白バイに並ぶ働くバイクの代表格!と言えば、日本郵便が郵便物の集配業務に使用する郵政カブことMDシリーズ(MDは「Mail Delivery」の略)。外に出れば一日一回は見かけるであろう同車が、スーパーカブの改造車ではなく、実は郵便配達のために作られた“専用設計車”であることは意外と知られていない(と思う)。

ここではそんなMDの歴史と秘密をご紹介したい。

MDの登場は1971年

郵政仕様車として、改造が施されたカブは以前からあったが、専用設計車の「MD」として登場したのは1971年のこと。正式名称は「スーパーカブ90デリバリー」で、フロントフォークはボトムリンクからテレスコピック方式へ、ハンドルもメーター別体のバーハンドルになるなど、現代のものに近いスタイルだった(ただしタイヤ径は17インチ)。

ちなみに、MD以外にもヤマハのメイトやスズキのバーディなど、郵政仕様のバイクはいくつかあるが、いずれも足まわりや装備品を交換しただけの改造機種で、専用設計車はホンダの「MD」だけである。

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情報提供元 [ モーサイ powered by Motorcyclist ]

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