カワサキのZX-4Rが発表秒読みという段階でガチライバルを紹介! 2022年11月に開催された中国・重慶モーターサイクルショーで、KOVEが400RRを出品。並列4気筒400ccエンジンを搭載したスーパースポーツだ。

写真/動画:Webike China

国境を越えて並列4気筒400ccバトルが急遽勃発か

KOVE(コーベ)は中国の中堅バイクメーカー。ダカールラリーにも参戦しており、スポーツ志向の高いモデルやライフスタイル寄りのモデルなど趣味性の高いラインナップを展開している。先進国メーカーに近い立ち位置にあり、中国市場の成熟ぶりを反映している。

そのコーベが今回出品したのが400RR。カワサキが2月1日にZX-4Rをアメリカで発表すると予想される中で、同じ並列4気筒400ccエンジンを搭載したスーパースポーツを同時期に投入するのは、アジア圏のグローバルなバイクブームを象徴する出来事になるだろう。

奇しくもコーベと川崎重工の本社がある神戸は発音が一致しており、カワサキの攻めのラインナップを意識したのか、400RRは当初は75PSと発表されていた。かつて日本で販売されていた400ccマルチの出力を上回る大幅に数値でZX-4Rを強く牽制していたのだ。

400RRのシャーシはスチールフレームと思われるが、これはZX-25Rをベースにすると考えられるZX-4Rと一致しそう。フロントには倒立フォーク&ダブルディスクブレーキを採用し、コーナリングABSも導入。さらに、トラクションコントロールも装備している。

400RR [KOVE] 突如登場した中国メーカーの400ccスーパースポーツ。エンジンは1年前に先行して公開しており75PS(55kW)と発表していた。デザインはH2風?

ZX-25Rのようなショートマフラーと湾曲スイングアームを採用しており、このあたりもカワサキを意識した造りこみが感じられる。フロントブレーキディスクは径300mmだ。

フレームのピボット部分が華奢に見えるが、スイングアームはエンジンクランクケースにもマウントされており、セミピボットレス構造の凝った設計を採用している。

Ninja ZX-4R [KAWASAKI] 編集部の予想CG。全く別物のスタイルになる訳でなく、ZX-25Rベースでエンジンの排気量が異なる仕様のようだ。Ninja250とNinja400の関係に近いだろう。CG:SRD

カラーTFTディスプレイやウイングレットまで先進装備を導入

コーベの400RRは、11月の重慶ショーでスペックを正式発表。最高出力は68PS(50kW)/13500rpmと1年前の発表よりも7PS落とされたが、ZXR400やCBR400RRよりも高回転型で、最高速は220km/hと公表されている。

エンジンはボア59mm×ストローク36.5mmでかなりのショートストローク設定とし、圧縮比は13:1とハイコンプとなっている。燃料供給はボッシュ製のEFIを採用しているが、車両にワイヤーが確認できるので電子制御スロットルではなさそうだ。

車重は驚きの160kgで、ZX-25Rの183kgを大幅に下回っている。ブレーキキャリパーはフロントが2ポットだったりフレームが簡素化されているのは、軽量化を優先した結果なのかは分からないが、パワーウエイトレシオでZX-4Rに対して優位に立ちそうだ。

さらに、カラーTFTメーターやウイングレットなど最新トレンドもぬかりなく採り入れており、ZX-4Rとの装備の違いも気になるところだ。400RRの発売時期は6月とアナウンスされており、早くもライバル対決が楽しみだ。

中央のダクトが機能しているかは不明だが、ZX-10Rのようなフェイスデザイン。ダクト状のウイングレットを左右に装備し、イタリアのスーパースポーツのような雰囲気だ。

リアまわりはパニガーレ風のテールランプを装備。テールカウルはダクト状になっており、空力性能も考慮されてそうだ。

カラーTFTメーターを採用。レッドゾーンがなぜ11000rpmからになっているのは不明だが、パワーモードで回転制限を設定していることなどが推測できる。

調整式のトラクションコントロールも装備しており、左スイッチで各種パラメーターを調整できるようになっている。

カウルの奥に4本並んだエキパイが確認できる。1年前に公開されたエンジンは3軸3角形配置の最新トレンドを取り入れた設計だった。

フレームはスチールのダイヤモンド式と思われる。エンジンのクランクケース後端にピボットシャフトの軸受けがあり、フレームとエンジンでスイングアームを支えている。

リアまわりはショートマフラーにガルアームの組み合わせがZX-25Rに似ている。リアタイヤは160サイズで、ZX-4Rと同じ幅だと思われる。

モデルは身長165cmの現地Webikeスタッフ。シート高は795mmでZX-25Rよりも10mm高く、ギリギリつま先がつくくらいとなる。

コーベ400RR主要諸元

・全長×全幅×全高:2015×740×1090mm
・ホイールベース:1383±10mm
・シート高:795mm
・車重:160kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 399cc
・最高出力:68PS/13500rpm
・最大トルク:3.67㎏-m/12000rpm
・燃料タンク容量:15L
・変速機:不明
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17、R=160/60R17

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コメント一覧
  1. aki より:

    もうちょっと責任とプライド持って記事書けよ。

  2. 匿名 より:

    デザインは好き好きなので何とも言えないですが、新品の見た目はよろしいですね。
    問題は4輪車と同じように、数年たってどうなるか。中国産BMWもどきのように塗装が剥げて赤さびが出て、ブレーキパッドは剥落して、フレームはアジアに輸出しているバイクのように走行中にステアリングピボットが折れ、フォークが脱落したりしなければ、十分カワサキの競合になるのではないでしょうか。自分は絶対買わないけど。

  3. 匿名 より:

    これに負けるようなら日本のバイク産業終わりでしょう。 しかし、油断出来ない所まで来てるかも。 日本のメーカー気を引き締めて欲しい所ですね。 魅力的なバイク作るのは当たり前として殿様商売してたら自分で自分の首絞めてるのと同じなんだけどな。自分は俗に言うディーラーでガソリンタンクへこまされたし。しかも黙ってやがった。話しになりません。競合相手は伸び代有る国ですよ。 気を引き締めて下さいよ!

  4. GPX400 より:

    面白そうなバイクやねwww
    日本に輸入できるのなら人柱で買ってみる!

  5. 匿名 より:

    車重160kgはあり得ないと思います。
    何より日本国内での販売体制が整っていないと、とても買う気にはなれません。10年後、20年後の将来の部品供給も不安でしかない。

  6. kiki より:

    神戸はワロタw
    でも正直雰囲気だけ国産の実質インドや中国製のバイクはもう既に沢山有る訳で、
    皆さん昔のアメリカ人の気持ちを味わう日が来ましたねw
    パクりパクりと笑っている内に、
    笑っていた人も一人一人と少なくなって行き
    終いにはそれを買う人が増えて行き、
    ブームが起きてしまったら最後。
    その内ディーラーなんか出来たりしてね...
    ZX25Rなんて100万じゃんいくら高品質の作りとはいえ
    これが50万とかで近所のバイク屋さんに置いてあったらマジで悩む!
    逆輸入車には乗ってたから壊れる、パーツ無い等は意外と耐えられるけど、
    結局は中国嫌いの日本人からバカにされるから買えない
    いつか笑えない日が来たら終わり。

  7. 匿名 より:

    新品スペックでは分からない。
    国産車の耐久性は比べ物になりません。
    複数年のコストに違いが出ます。
    支那にZ1みたいな名車は無理でしょう。

  8. じょー より:

    新品スペックでは分からない。
    国産車の耐久性は比べ物になりません。
    複数年のコストに違いが出ます。
    支那にZ1みたいな名車は無理でしょう。

  9. weapon より:

    ZX-25のライバル車を出していないから
    品質も信頼性も無さそうですね。
    私のZXR250のC5はまだ元気ですよ。

  10. 匿名 より:

    家電、スマホは既に日本企業では市場性を失いメーカーは撤退、日本が誇るらしい高速鉄道も世界的ニーズの無い高価なガラパゴス仕様に拘り、海外導入では既に劣勢。中国製だからと言って見下していた時代は終焉でしょう、今は追いついてなくても数年後肩を並べる可能性は充分有ります。
    日本の戦後のモノ作りも海外製のモノマネから始まったんですから…

  11. 毒蝮こぶ兵 より:

    ♪盗~んだ技術で走~り出す~♪
    チャイナに生産させてなくても「劣化コピー機」続出なんだから、こういった「表側だけ特盛」が出てくるの当たり前ですね。
    乗りたいなら「オートバイのカタチになってるモノ」だと覚悟した方がイイヨ。(-。-)y-゚゚゚

    • 匿名 より:

      中国ディスって(΄◞ิ౪◟ิ)ニチャアアアするこういう老害が日本をダメにしたんだろうな~wそもそも日本もパクリまくってここまで来たわけで。明治維新からの日本の歩みなんてパクッテパクッテパクリまくりだったの知らんのかね。
      こういう氷河期壺ウヨジイサンがいなくなって初めて日本はケツに火がつくんだろうなw

  12. 堕落したサンチェ より:

    仮に販売されるとしたらどこが代理店をやるのでしょう?
    赤男爵ですか?

    しかし何よりチャイナリスクが怖すぎます
    「見た目良ければ全てヨシ」というのが彼らのモットー
    ウイングレットにしても風洞実験したり空力を計算したとは思えませんし
    湾曲スイングアームにしてもみんなやってるから…って理由で採用してそう

    それにしても頼りない倒立フォークとFrブレーキですねぇ
    コレで那須走ったらDRZ400SMにカモられるんでしょ?
    そんなのゴメンです
    まだトリシティで動くパイロンと化してる方がマシってもんです

  13. 中型最盛期を知る者 より:

    信頼性はフタを開けてみないとわからないけど、作り込みはしっかりされてる印象。
    チェーンアジャスターも削り出しで作られてるし、フレームも単なる丸パイプじゃないところを見るとシートレールは別体かもしれない。

    この辺り、最近の日本の中型クラスではほとんど見なくなってる造形だけど、こういう細かい部分って結構目につくんだよね。

  14. ひるね より:

    おおMegelli 250R、大きくなったなぁ。え?みんなもう忘れちゃった?

  15. 匿名 より:

    1個のネジからその他の部品のサプライヤーが中国にはない。作ったらハイ終わりだから修理する力もない。

  16. hide より:

    中国産はちょっと気になりますが、400の4気筒楽しみです。

  17. 匿名 より:

    こういうバイクを市場に出せるようになっている事自体が侮れない状況ですよね。数年前まで想像できなかった。
     実際の出来不出来はリリースされないと判らないけど、日本企業ももっと気合い入れないと他の業態と同じくそのうち中国に食われちゃうよ。

    このバイク自体はデザイン含め全く惹かれないけどねw

  18. toshi より:

    2輪車の本社は明石市では?

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