
スポーティなスタイルと運動性能で新しいビッグスクーターの世界を作ったTMAX560がフルモデルチェンジ。スタイルを一新するとともにスマートフォンと連携可能なメーターなどを採用。足まわりの軽量化によって乗り味も大きく変化している。
文:横田和彦/写真:関野 温スポーティさがさらに向上!
スポーツスクーターの名を不動のものに!!
初代TMAXがデビューしたのは2001年のこと。スポーティなスタイルと秀逸なハンドリング性能はビッグスクーターの常識をガラリと変えた。従来のラグジュアリーさを前面に押し出した他社のビッグスクーターとは異なるコンセプト“オートマチックスポーツ”という新しいカテゴリーを確立。先進性に満ちていて魅力的だったことから、個人的に購入しようかと真剣に検討した1台でもあった。
TMAXは欧州を中心にヒットモデルとなり、20年以上にわたってモデルチェンジを繰り返してきた。その間、ユーザーからの要求に応えてハイクオリティでラグジュアリー感が強まったモデルになったこともある。その落ち着いた乗り味に時代の流れを感じたものだ。しかし今回のモデルチェンジの内容を見て心がざわついた。新型のMT-09などに装備された軽量なスピンフォージドホイールが採用されたからだ。あの軽快感が盛り込まれたのかと思うとワクワクしてきたのだ。
情報提供元 [ タンデムスタイル ]
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