画像は編集部で制作した予想CG

新年明けましておめでとうございます! 新春企画として初夢=妄想スクープをお届け。現在の世相も反映しつつ、将来こんなバイクが出たらいいな! という希望的観測の第4弾ラストはホンダ編、eモトラで副変速機を超えた登坂力を発揮して欲しい!

CG/SRD

モトラは現代のアウトドアブームで大ヒット間違いなし!?

2022年9月にホンダのリバイバルシリーズの最新作であるダックス125が発売され、早くも完売したようだ。2018年以降、モンキー125やスーパーカブC125、CT125ハンターカブなどヒットを連発しているが、ひとまず今回のダックス125で出揃ったと言われている。

とは言っても次のモデルを期待するなというのは無理な話。なので、ホンダが二輪事業で推進を宣言したEVとして、ダックス125の次の機種として望む声が大きかったモトラの復活を考えてみた。すると、eモトラは伝統を受け継ぎつつ革新的なモデルにできそうなのだ。

そのキモが前後2輪駆動。電動ではエンジンよりも前輪駆動化がしやすいので、前後輪を駆動させることで旧モトラの副変速機の役割を進化させられるだろう。副変速機はギアをロースピードとハイスピードに切り替え可能でモトラはローで23度の登坂力を誇っていたのだ。

1982年に発売されたモトラは、車名の由来がモーターサイクル+トラック。積める、登るを特徴とし、カタログでは「四輪駆動車のように野生派気分を満喫できる」と謳っていた。eモトラは、文字通りの2WDで現代のアウトドアブームに投入したら大ヒット間違いなし!?

e MOTRA [HONDA] 編集部で制作した妄想CG。EV化とともに前ホイールハブにモーターを内蔵して前後2輪駆動化した。従来型同様前後キャリアを装備しバッテリー上にも積載可能とした。

MOTORA [HONDA] 1982年にアウトドアライフを楽しむことを目的に発売された。スーパーカブ50のエンジンを低中速向けにセッティングし副変速機も搭載していた。

バイクの前後2輪駆動はヤマハに実績あり

実は、前後2輪駆動はヤマハが1985年から研究しているテーマで、オーリンズと共同開発で1998年にYZ250をベースにしたプロトタイプが完成。2004年のパリダカールラリーでは、WR450F 2-Trac(2輪駆動)がクラス優勝を果たしてしている。

これは、油圧で動くモーターをハブに内蔵して前輪にも駆動が伝えられる機械式だったが、「安定性が向上し、深い砂地も走りやすい」とライダーから高評価。3つのステージで660ccや950ccの大排気量車をおさえてトップでゴールするという快挙も果たした。

オンロードでは、2015年にEVのPES2を東京モーターショーで発表。こちらは、前輪にインホイールモーターを搭載した2輪駆動で「ライダーに違和感を与えることなく、発進時からコーナリングまでタイヤの接地感を高めながら駆動力を無駄なく路面に伝える」(ヤマハ)ことができるという。

オフロードでもオンロードでもバイクの2WDはかなり良さそう。eモトラに搭載されればツーリングでオンロード走行での安心感が得られるだけでなく、林道などでのトラクション向上に加え登坂力もアップするはず。将来的な市販車への搭載を期待したい!

WR450F 2-Trac(2輪駆動)のダカールラリークラス優勝を伝える2004年1月のヤマハ社内報。エンジンの回転で油圧ポンプを動かして前輪を駆動する。砂地などで劇的なトラクション向上を果たした。

PES2 [YAMAHA] 後輪駆動だった2013年のPES1を経て2015年に発表されたPES2は前後2輪駆動に進化。プロモーション映像では実際に走行しており、これをeモトラに繋げてみた。

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コメント一覧
  1. 匿名希望 より:

    前後二輪駆動バイクならアメリカのRokonにロシアのTARUSですな。

  2. 匿名 より:

    昔だけど、日本のコンストラクターも「前後駆動」のバイク製作していた記憶あるなぁ…名前が思い出せない。

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