
バイクブームとなった2022年ももうすぐ終わり。そこで、今年は叶わなかったけれど来年こそはバイクでキャンプツーリングに行きたいと思っている人たちのために、過去3年以内に発売されたすべての排気量・カテゴリーのバイクの中から、ウェビックユーザーが選んだ「キャンプツーリング」に最適なベスト5を紹介します。ぜひ、来年はライダーの仲間入りを果たしましょう!
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https://moto.webike.net/camp/ranking/?period=3
※当ランキング記事は12月28日に制作したものになります
5位 ヤマハ・テネレ700
既存のキャンプツーリングに飽き足らず、もっと険しいところまで突入してみたい。そんなベテランキャンパーたちの後押しもあって5位に入ったのがテネレ700。
1~4位までのマシンとは一味も二味も違う硬派な性格の持ち主です。海外ラリー参戦も見据えた本格的な車体は、シート高もガツンと高く身長175cm以上あってもかかとが浮くほど。これに荷物を満載して乗るというのは、ちょっと大変そうです。
そこで、憧れていたけど乗るのはちょっと無理そうと諦めていた人にチェックしてもらいたいのがシート高を約38mmダウンさせたテネレ700Lowの存在。スタンダードにローシートとローダウンリンクを組み合わせたアクセサリーパッケージ車として設定されており、価格はスタンダードと同一なのが実に良心的です。
純正オプションもアルミ製のトップ&サイドケースやエンジンガード、フォグランプなど、とにかく豊富。リッタークラスに負けない本格アドベンチャースタイルに仕立てることも可能です。
4位 スズキ・Vストローム650XT
4位はスズキのVストローム650で、長男である1050に続くシリーズの次兄となります。
選ばれた理由は、やはり旅バイクとして扱いやすさやコストパフォーマンスなどトータルバランスの良さでしょうか。リッタークラス以上の大型バイクにキャンプ道具を満載するとなると車格的にも重量的にも操るのは一筋縄ではいかないですからね。
多くのユーザーが650の「ちょうど良さ」を最大のメリットとしていました。しかも、このマシンに搭載されている650ccVツインは世界的に定評があり名機と称されるほど。乗り心地の面でも満足できるでしょう。
ちなみにこのXTは上級版にあたり、オフロードに強いワイヤースポークホイールとなり、サイズも前19・後17インチとしたもの。より本格アドベンチャーらしい性格が与えられています。やはりキャンプに行くなら少しでも悪路に強い方が安心でしょうか。
こちらも欧州で新型のVストローム800DEが発表されたことから生産終了の噂が流れましたが、イベント会場でのスズキさんによると仮に800DEが国内に登場しても650はSTD/XTともに併売されることになるとのことです。650も最新排ガス規制には適合ずみなので心配ないでしょう。
3位 スズキ・Vストローム250
次に来たのは、スズキ・Vストローム250。
良心的な車両価格設定のうえに、高速道路での防風効果に優れたスクリーンやナックルガード、それに専用サイドケースがワンタッチで取付できるアタッチメントが標準装備。リヤキャリアもタンデムグリップ付きで頑丈なものが最初から付いています。燃費の面でもオーナーによれば30km/Lは下らないとか。
この本格的なアドベンチャースタイルとコストパフォーマンスの良さで人気を集めていました。車格が少々大きめなので、取りまわしや足着きはやや苦手かもといった声も寄せられていましたが、その重厚さから来る安定感は時にメリットとなる場合も。
というのも、実はベースとなっているのは中国をはじめとする未舗装路の多い国をメイン市場としたモデルで、その頑丈な車体構造は日本ではある意味オーバースペックぎみ。それだけにキャンプ道具を満載した状態でも安定した走行を楽しみやすくなっています。
先ごろインドネシアで先行発表された単気筒の新型VストロームSXと代替わりするのではという噂も流れていますが、2022年秋のイベント会場でスズキさんは現行250も2023年は継続販売されると明言。まだ慌てなくても大丈夫でしょう。
2位 ヤマハ・セロー250
2位は、自然を楽しみながらトコトコ走れる「林道トレッキング」というコンセプトが受けて35年間のロングセラーとなったセロー。
オフロードバイクらしい作りでありながらモトクロッサーのような過剰な性能を求めないことで、走破性と足着きやエンジン・ハンドリングなどの扱いやすさを見事にバランス。初心者からベテランまでキャンプツーリングを手軽に楽しめるマシンです。
ただ、積載性に関してはフラットなシートで荷物を積みやすいものの、リヤキャリアは基本的にオプション扱い。後からカスタムパーツとしてキャンプにも使える本格リヤキャリアを購入すると大体2万円ほど予算が必要になってきます。
なお、セローは2020年に生産終了してしまったので新車はほぼ入手できませんが、ウェビックバイク選びには中古車が多数掲載中。本格リヤキャリアを追加して積載性能をアップした状態のものも多いので、キャンプ目的で購入するならそうした中古車を中心に探すのも手です。
1位 ホンダ・CT125ハンターカブ
キャンプツーリングに必要なのは何といっても積載性。ということで、1位は巨大なリヤキャリアが目を引くハンターカブ。
そのキャリアのサイズは横幅409mm×前後477mmで、ホームセンターで入手できるカーゴケースも30Lクラスなら寸法内にすっぽり収まり、50Lクラスも縦に積めば後ろがハミ出すくらいで工夫次第でキレイにまとめることが可能です。それに見た目どおりのゴツさを裏切らず耐荷重性についても申し分なし。
これにはちゃんと証明できる理由があって、CT125は2人乗り仕様として売られているモデルなのでここに人が乗っても大丈夫なように設計されているんですね。ですので、荷物の法定積載上限である60㎏もしっかりクリアしているはずです。
ほかにもCT125はカブならではの燃費や足着き性の良さ、小回りに優れた車体サイズやタフネスぶりなど、キャンプ場までダートがあっても安心してたどり着けるキャラクターは、文字どおりウェビックユーザーが選ぶオススメキャンプの1位にふさわしいバイクです。それに何といっても原付2種。手軽に始められるのもいいですね。
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