
何度か1980年代のスクーターを振り返ってみたが、この時代のスクーターはどれも面白いモデルが多かった。
しかも簡単にウィリーするほどパワフルだったことも忘れられない。けれど、そんなスポーツモデルの影でひっそりと生産を終了していったものもある。発売当時から「これ誰が買うの?」と思うほど意外性に溢れた「変わり種」のことだ。
実はこの「変わり種」たちは1970年代から数多く発売されている。その延長で1980年代のHY戦争後のニューモデルラッシュ期に、人とは違う個性を狙ったモデルが数多く生まれたわけだ。今回はそんな「変わり種バイク」が生まれるまでの歴史を振り返ってみよう。
スズキ・ホッパーから始まる「変わり種バイク」の歴史
変わり種の元祖は1971年に発売されたスズキ・ホッパーが始まりと言っていいだろう。ホンダが1967年から販売し続けてきたモンキーと同じカテゴリーと呼べるが、ホッパーは前後にサスペンションを備え2ストエンジンによりしっかりバイクらしく乗れたのが特徴だった。
情報提供元 [ モーサイ powered by Motorcyclist ]
この記事にいいねする