
12月4日にパシフィコ横浜で開催された「横浜ホットロッドカスタムショー2022」には、カスタムバイクも出品されており、ハーレーに限らず日本メーカーのモデルも数多くベース車に使われている。ここではGANESHA⁺(ガネーシャ)が出品したモンキー125改をご紹介!
タイのノート氏がデザインしたモンキーレーサーレプリカ
1950年代のレーシングバイクをモチーフにしたというモンキー125は、「モンキーレーサーレプリカ」と名付けられた作品。タイのカスタムバイクデザイナーであるノート・ケブラー氏が手がけたもので、日本でも159万5000円でコンプリート販売されている。
レーサーレプリカと言われても…という方もたくさんいると思うが、これは紛れもなくドラゴンボールで描かれた「ブルマのバイク」がモチーフになっている。さらに言えば、ブルマのバイクのモチーフが1950年代のレーサーという流れだろう。
ちなみにブルマのバイクの元ネタとして有力なのは、モトグッツィの水冷V8エンジン搭載のGP500レーシングマシン、「オットーチンドリ」(イタリア語で8シリンダーを意味)。1955年から参戦を開始したが、優勝することなく撤退した悲運のバイクだ。
現在もミュージアムに展示されているオットーチンドリは、ブルマのバイクと同じグリーンのカラーでサイドカウルにゼッケンが貼られている。ブルマのバイクではカウル正面のゼッケンはヘッドライトとし、ダクトを同じ位置に設置している。さらに機銃を追加していたがモンキー125でも再現された。

モンキーレーサーレプリカ [GANESHA⁺(ガネーシャ)] ブルマのバイクをリアルに再現したモンキー125改。斜めに回転させたゼッケン「19」まできっちり作りこんでいる。

オットーチンドリ [MOTO GUZZI] 世界グランプリに参戦したV8エンジン搭載のレーサー。多気筒化で高回転高出力を目指した究極形だ。これがブルマのバイクのモチーフだろう。

ヘッドライトはモンキー125の丸型LEDユニットを再利用していると思われる。両サイドの銃口部にはフォグランプが設置されている。

ハンドルはパイプハンドルからセパレートハンドルに変更されトップブリッジ下にマウント。タンクのカプセルコーポレーションは、ホイポイカプセルを販売する会社名だ。

シートはブルマのバイクと同様にブラウンの表皮に変更。モンキー125にはない右側サイドカバーも用意されている。

ブルマのバイクと同じように、両側のサイド部分がドアのように開くようになっている。

ホットロッドショーでは、グロムアドベンチャー(キット:22万9000円、フルパーツキット:39万6000円、完成車:89万6000円)も展示していた。GANESHA⁺(ガネーシャ)の公式サイトはこちらへ。
この記事にいいねする