
ほんの少し時をさかのぼれば、驚くほどのラインナップで盛り上がりをみせていた50㏄クラス。自転車から原付にステップアップするのは大人への階段を数段飛びで一気に駆け上がるようなワクワク感があった。高校生キッズあこがれの乗り物であり、仕事の移動手段であり、主婦の買い物の足でもある。そう、老いも若きもみんな大好き50㏄! そんな懐かしのカテゴリーに存在したモデルたちを、いま一度振り返ってみよう。Love Fifty!!
お猿さんシリーズのパワフル次男坊
“ちっちゃくて楽しいバイク”の代名詞といえば、ホンダのモンキー。“レジャーバイク”というジャンルを確立した、50㏄モデルとしては間違いなく殿堂入りの1台だ。ゴリラは、そんなモンキーの兄弟車である。
基本的な車体構成はモンキーと共通としながらも、ゴリラは容量9ℓの大容量燃料タンクを装備。またモンキーが3速ミッションなのに対し、4速ミッションを採用している。シートもちょっと大型の専用品だ。クルマに積んで運び、現地で展開するのがコンセプトであるモンキーとは異なり、ゴリラは目的地までツーリングすることを念頭に置いた設計となっている。こんなに小さな車体ながら、“長距離走行”を意識したモデルなのだ。
情報提供元 [ タンデムスタイル ]
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