2022年5月27日の公開以来、10月時点で131億円の興行収入を記録し、2010年以降の日本の実写映画トップに躍り出た『トップガン マーヴェリック』。この映画で実際に撮影で使用されたGPZ900RとニンジャH2カーボンが日本に上陸!

写真/鶴身健

トム様は右側に転倒!? カワサキワールドでディテールをチェック

上にリンクを置いた前回の記事で、前作から36年分のダメージ加工が施された車両の概要をお伝えしたが、何とこれが日本に上陸し展示されることになった。日本では実写映画1位を記録し、何度も劇場へ足を運んで「追いトップガン」鑑賞するファンもいるほど愛されている作品のGPZ900Rが間近で見れるとは…。

そして、この車両を展示に先駆けて改めて撮影。ミラノショーでは確認できなかった車体右側には、派手な転倒キズがあることが判明。まさか撮影中にトム・クルーズ氏が転んだ訳ではないだろうが、このリアリティは凄い。マーヴェリックことピート・ミッチェルが36年間乗り続けてきた愛車感を演出している。

展示は、なぜかタンデム走行していた本来は一人乗りのニンジャH2カーボンやノーマル車両も展示されるので、気になるところを観察してみてはいかがだろうか。川崎重工グループの企業ミュージアム「カワサキワールド」(神戸海洋博物館内)で1月22日まで展示されている。

GPZ900Rのトップガン マーヴェリック映画登場車両。1986年に公開されたトップガンの続編で、当時映画に登場したGPZ900Rを再現した。ベースは前16インチの北米仕様と思われる。

純正仕様では存在しないカラーリングで、年式は不明。北米の1985年式A2がベースでは? と言われていた。

マフラーやクラッチカバー、サイドカバーにも転倒キズが生々しい。

カワサキワールドではトップガンと語らないが、この夏にヒットした映画でGPZ900Rが登場した映画は『トップガン マーヴェリック』以外にない。

【イベント概要】モーターサイクルギャラリーに映画登場車両を期間限定展示

川崎重工グループの企業ミュージアム「カワサキワールド」(神戸海洋博物館内)で、イタリア・ミラノショーにも出展された映画登場車両を2022年12月20日(火)より期間限定で展示。日本初の一般公開となり、量産仕様の車両もあわせて展示される。

・GPZ900R (映画登場車両、量産仕様車両)
・Ninja H2 CARBON (映画登場車両、量産仕様車両)

展示期間:2022年12月20日(火)~2023年1月22日(日)(予定)
公式サイトはこちら

※2022年12月29日(木)~2023年1月3日(火)まで、カワサキワールドは年末年始の休館期間となります。

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