
ホンダレーシング(HRC)は、サーキットユーザーの要望に応えるためエンジン出力向上とセッティング範囲を拡大した「CBR250RRレースベース車」を、2023年3月より全国のHRCサービスショップに供給することを発表した。
エンジンを全面改良すると予想される新型CB250RRがベース
新型CBR250RRレースベース車は、エンジン出力アップに加え「トラクションコントロール(HSTC)」を装備した公道仕様の「CBR250RR」から、レースに不要な保安部品等を取り外している。
さらにレースベース車専用「ECU」、「エキゾーストパイプ」を新型としており、クイックシフターやレース用ワイヤーハーネスを標準装備することで、多くのサーキットユーザーがより速くより楽しく走行できる装備を充実させた。
レースベース車は、HRCサービスショップが独自開発したサーキット走行に必要なパーツ(カウル・サイレンサー・ステップ等)を組み込み、レース用コンプリート車として発売される。

2023年型CBR250RRレースベース車 [HRC] 発売時期は2023年3月。価格は各サービスショップによって異なる。「CBR250RR Dream Cup」を始め様々なレースに出場可能だ。

公道版の最高出力は圧縮比を12.1から12.5に高めて従来型の41PS/13000rpmから42PS/13500rpmに500rpm高めてパワーアップを果たすと予想される。

新型CBR250RRはトラクションコントロールを採用しているが、これは前後輪の回転センサーでスリップ率を検知するもの。3段階の調整が可能でメーターにパラメーターが表示される。
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