11月11日に発表された2023年型CB1000Rが最終型になるとの情報が入ってきた。ネオスポーツカフェコンセプトのフラッグシップモデルが終了になることで、今後の「CB」シリーズの動向に大きく影響するだろう。

カワサキZ900RSに対抗できる新CBの登場に期待!

CB1000Rは、欧州で販売されていたモデルをベースに改良し、2018年にグローバル展開されたネオスポーツカフェコンセプトの最上級モデル。CB250RとCB125Rが同時デビューし、2019年にはCB650Rもラインナップ。丸目ヘッドライトの共通イメージでシリーズ化されている。

CB1000Rはデビュー6年目となる2023年でラストという情報で、その理由はセールス面の不調だという。ただし、CB650R以下はセールスが安定していることから継続されるだろう。こうなると、次はCB1000RをベースにしたあのCB-Fコンセプトが市販される? と思うだろう。

残念ながら「出ませんよ!」という答えが出てしまっている。11月26日にホンダのウェルカムプラザ青山で開催された「プロジェクトBIG-1・30周年記念 デザイナーズトークショー」にて、CB-Fコンセプトを手がけた伴哲夫氏自らの発言なので間違いない。

実際、3年ぶりにリアル開催された2022年のモーターサイクルショーではCBが一台も展示されず、CB1000Rの販売終了とCB-Fコンセプトのプロジェクト終了を示唆していたと考えられる。ホンダとしては、カワサキZ900RSの独走をこのまま許してもいいのだろうか?

2023年型CB1000R国内仕様 [HONDA] 2021年型でヘッドライトなどのデザインを変更した現行型は2023年型の新色でラストと言われている。エンジンは2004年型のCBR1000RRがベースだ。

CB-Fコンセプト(2020年) [HONDA] 前年のCB誕生60周年の節目を機に新しいジャパニーズCBを検討し導き出した提案。CB1000RをベースにCB750/900Fのシルエットを再現した。

初代CB1300SF(1998年)と4代目CB1300SB(2005年)のデザイン担当者である伴哲夫氏(写真右側)がトークショーで自身の作品でもあるCB-Fコンセプトについても語った。

CB-1の不振から「CBスーパーフォア」が生まれたあの構図が再び!?

11月26日のデザイナーズトークショーでは、初代CB1000スーパーフォア(SF)をデザインした岸敏秋氏から興味深いエピソードが披露された。

「1989年にホンダが満を持して発売したCB-1という400ccが、某社の空冷400ccにことごとくやられましてね、すぐにモデルチェンジしなさいということで、スケッチを描くように言われました。それで個人的にイメージの強かったCB1100Rのタンクを載せてみたら、非常に居心地がよかった。

当時の上司も"いいじゃん!”という反応でこれがCB400SFに繋がっているのですが、こんな感じの大型バイクがあったらいいねということでCB1000SFが始まりました。ですので、きっかけはCB-1が上手くいかなかったことです。そして400のおかげで1000が出てきました」(談)

CB-1がやられた相手は言うまでもなくゼファーのことで、偶然にも1989年に同時デビューしたのだ。同じように現在圧倒的な人気を誇るZ900RSとCB1000Rも同じカテゴリーの同期で大きく差がついた2台。裏で「すぐにモデルチェンジしなさい」と言われたかは定かではないが、2020年にCB-Fコンセプトが提案された流れがある。

これがCBスーパーフォアシリーズ誕生のきっかけとなったCB-1にCB1100Rのタンクを載せたスケッチを再現したCG。写真の横でマイクを握るのがデザイナーの岸敏秋氏だ。

CB-1(1989年) [HONDA] CBR400RR譲りの並列4気筒エンジンを極太パイプフレームに搭載したネイキッドの草分け。市場に受け入れられたのは昔ながらの2本サススタイルのゼファーだった。

CB1100R(1981年) [HONDA] レースベース車として小数が発売された空冷4気筒CBシリーズの頂点モデル。後のCB1000SFのカラーリングはこれをお手本としている。

中型と大型CBを一体にしたイメージ戦略が今こそ必要

1991年の東京モーターショーに出品されたCB1000SFは実は市販が決まっておらず、この時は打倒ゼファーとして1992年4に発売されることになっていたCB400SFの「ティザーモデル、イメージ作り」(岸氏)という位置づけだったという。

このようにCBスーパーフォアは、1000ccと400ccがイメージを重ねながら進められていった兄弟モデルになるが、現在もまさに大型と中型両方の新型CBが求められているタイミングだろう。特にCB400SFは10月末で生産終了し、新車の供給が途絶えているが後継機は不在だ。

CB1000Rの後継機が新型400と合流するか、2025年には生産終了すると予想されるCB1300SFの後継機が新型400と同じイメージで展開されるかは不明。現時点で噂されているのは、中国もターゲットにした並列4気筒エンジンの500ccモデルが日本にも導入されるという流れだ。

これが、CB400SFの後継機として期待されているが、CB1000RもしくはCB1300SFの後継機ともイメージを重ねることで、ホンダとして新時代のジャパニーズ「CB」像を強く訴えることに繋がるだろう。そしてそれこそが、Z900RSに対抗する武器にもなるはずだ。

新型CB400 [HONDA] 編集部の予想CG。1974年12月に発売されたCB400フォアの50周年に合わせて2024年末の発売を期待して予想してみた。CB-Fコンセプトの代わりに大型でもこの路線はありだろう。

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