存在感を際立たせるために舶来ブランドを多数投入する

本誌で紹介するカスタムマシンに装着されているパーツを見てみると、日本で設計・開発されたモノだけでなく、海外製品も多数用いられている。とくにサスペンションやホイール、ブレーキまわりなどは、海外ブランドのパーツの人気が高い。

SUZUKI GSX-R1000
SUZUKI GSX-R1000

しかし海外メーカーといっても日本で流通しているのはごくわずか。イタリアのミラノやドイツのケルンで開催されるショーには、ヨーロッパを中心にしたパーツメーカーが多数ブースを出展するが、そのなかにはまだまだ日本では知られていないメーカーが圧倒的に多い。

モトサロンオカ代表の岡氏は、ミラノやケルンに足を運んでパーツを目にして品質を確認。岡氏の眼鏡に適ったパーツに関してはパーツメーカーに対して、日本で扱えるように粘り強い交渉をしているのだ。もちろんビジネスであるため〝すべて〞とはいかないが、今まで日本で目にすることのなかったブランドを日本のユーザーに届けているのだ。

SUZUKI GSX-R1000
SUZUKI GSX-R1000

その中心は高年式スポーツモデルに対応するパーツだ。ここで紹介するデモ車のGSX‐R1000にもそれらのパーツが多数投入されている。〝パーツを普及させるにはカスタムベースとして人気の高いネイキッドモデルがいいのでは?〞とも思えるが、明確なコンセプトが込められているのだ。

「スーパースポーツモデルに乗る人のなかで、サーキットユーザーは性能面を含めて手を加える人は多いと思います。一方、公道メインのオーナーはネイキッドモデルほど手を加えるケースは少ない。もともと基本性能が高いということもあるでしょう。ただ、公道メインのスーパースポーツユーザーにも、よりカッコいいマシンを作るという方向性でカスタムを楽しんでもらいたいという思いを持っているからなんです」

一見するだけでもインパクトの強いマシンに仕上がっている。こういった方向性でスーパースポーツと向き合うのも〝あり〞だろう。

CUSTOM POINT

SUZUKI GSX-R1000

レースシーンでは装着が義務付けられている二次カバー。この車両に装着されているカバーはイギリスのGBレーシング製で、SBKやMotoGPにも採用される信頼性の高いメーカーだ。公道でもエンジンの保護や転倒のキズ隠しにも活用できる。

カスタムパーツギャラリー

防風効果を高めるためのアップタイプのスクリーンはイタリアのビオンディ社製だ。ハーフスモークで視界も良好。ただし、同社は13年で活動を停止したため、在庫のみとなってしまった



マスターはノーマルだが、レバーはノーマルよりも若干ショートになるバルターモト・コンポーネンツ製をセット。転倒による破損を防止するため可倒式を採用し、エア抜きの穴も空けられている



ノーマルのフューエルキャップのデザインは画一的。そこで他車と差別化を図るためにバルターモト・コンポーネンツのアルミ削り出し品に変更した。重量も軽くなり、キーなしで給油が可能だ



シート自体はノーマルだが、表皮は車体のカラーリングに合わせてルイモト製に張り換えている。車種ごとにさまざまなデザインが設定され、タッカーさえ持っていればDIYでも作業は可能だ



ステムナットもバルターモト・コンポーネンツ製に変更されている。この車両にはゴールドがセットされているが、ブラック・レッド・ブルーも選択可。ハンドルまわりのアクセントになるパーツだ



グリップにはイタリアのメーカーであるドミノ社製のレーシングタイプを採用している。MotoGPに参戦するサン・カーロ・ホンダと共同開発し、操作性にこだわって作られた一品だ



カウルはホワイトをベースにオールペイントされ、同社のロゴがうっすらとあしらわれている。なお、カウルと同じ色味にするため、フレームとスイングアームもペイントで仕上げるこだわりようだ



転倒時にスイングアームやフロントフォークのボトムにキズが入らないようアクスルスライダーを装着。前後ともにバルターモト・コンポーネンツ製で、スタンドフックはネックスパフォーマンス製だ



ホイールはバネ下重量軽減という目的よりも、マシンの存在感を高めるためにメッキ仕様のパフォーマンスマシン製に変更。ローターも個性的な形状のワークスレーシングパーツをセットする



レーキカスタムの定番であるステンレスメッシュホース。この車両に装着されているのはドイツのモタック製だ。ほかのメーカーと比べ若干細いこと、さまざまなカラーから選択できるのが特徴である



øステップにはバルターモト・コンポーネンツ製をセット。このステップはいくつかのタイプがラインナップされており、この車両に装着されているのは公道仕様最上級バージョンのタイプ2・5だ



2本出しサイレンサーで見た目のインパクトも強いボディスのスリップオンをセット。なお、ボディスはドイツのメーカーで、日本には高年式車用スリップオンを導入しているとのことだ


「GSX-R1000 by モトサロン」の主なカスタム内容

エンジン総排気量 999cc
エアクリーナー スプリントフィルター
エキゾーストシステム サイレンサー:ボディス
ステー:バルターモト・コンポーネンツ
ラジエター ホース:ネックスパフォーマンス
ホイール (F)パフォーマンスマシン ヒーザン 3.50-17
(R)パフォーマンスマシン ヒーザン 6.00-17
タイヤ (F)ブリヂストン BT-016 120/70-17
(F)ブリヂストン BT-016 190/55-17
Fブレーキ ローター:ワークスレーシングパーツ
ホース:モタック
Rブレーキ ホース:モタック
シート 表皮:ルイモト
ステップ バルターモト・コンポーネンツ
レバー バルターモト・コンポーネンツ
グリップ ドミノ
スクリーン ビオンディ
エンジンカバー GBレーシング
スライダー バルターモト・コンポーネンツ


問い合わせ
モトサロン
住  所 : 滋賀県湖南市中央2-93-1F
電話番号 : 074-871-2880


情報提供元 [ カスタムピープル ]

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