
ホンダから海外向けに、オフロードモデル「CRF300L」の発売がアナウンスされた。以前にタイ仕様で発表されたグレーベースにオレンジのアクセントが効いた新色がラインナップされ、ハンドガードを標準装備する。国内登場は不明だが、既に最新のEURO5(令和2年排出ガス規制)には適合済のエンジンであり、国内導入への障壁は少ない。オフロードファンは注目が必要だろう。
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新色グレーとレッドの2色展開 各種パーツも軽量化を果たす
CRF300Lは、国内ラインナップの「CRF250L」と設計を共有するオフロードモデルだが、2020年モデルで排気量286ccにボアアップされた別モデルとなった。出力20.1kW(27.3PS)/8,500rpmを発揮し、アシスト/スリッパークラッチを装備するパワフルな水冷DOHC単気筒エンジンを搭載。本格的なエンデューロからシティユースまで利用可能なハイポテンシャルなオフローダーだ。今回の新型では主にカラーリングの変更が注目ポイントで、ストックブラックのハンドガードを標準装備。従来ラインナップのエクストリームレッドも販売は継続する。
CRF300Lは国内未導入モデルながら、国内販売のCRF250Lもハイポテンシャルなスペックを持つオフロードファンに人気のモデルだ。しかし、2022年12月現在その新規受注は停止中で、再開の見込みは発表されていない。
そんな中で、2020年モデルにて最新の排ガス規制に適合したボアアップエンジンを搭載するCRF300Lの新モデルが登場したとなると、国内にCRF250Lが復活せず、こちらが導入される可能性もゼロではない。新エンジンとなるため障壁はあるだろうが、魅力的なオフロードモデルの復帰には期待したいところだ。
なお、先行発表されたタイモデルでは、ヨシムラマフラーを装備したCRF300L ENDURO PRO EDITION(エンデューロプロエディション)も同時に発表されたが、欧州ではこちらは未発表となった。
CRF300L(2023)ラインナップ
発売日:未発表
メーカー希望小売価格:未発表
新色グレー&オレンジアクセント(仮称)
エクストリームレッド(継続)

日本仕様のCRF250Lは排ガス規制に未対応で、再発売のためには適合が必要だ。既に適合済みの新エンジンをもって継続する可能性もゼロではない。
CRF300L(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2208×819×1161mm
・ホイールベース:1439mm
・シート高:790mm
・車重:138kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 286.01cc
・燃料タンク容量:7.8L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=120/80-18
情報提供元 [ HONDA EU ]
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