
2019年に設立され、EVモビリティの製造・販売を手掛けるaideaから、新車「AA-wiz」が発表された。大きな面積のフロント・リアキャリアを装備したビジネス向けのモデルで、出力は50cc・125ccクラスに合わせて二種類をラインナップ。大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、123kmの航続距離を発揮する。
また、スタンダードモデルに加え新聞配達に特化した「PRO」バージョンもリリース。発売日程は未発表だが、価格は52万8000円が予定されている。
洗練デザインのビジネス向けEVバイク
2019年に設立されたaideaは、国内でEVモビリティの製造・販売を手掛けるメーカー。昨年、ルーフ付きのビジネス向けEVトライク「AA-Cargo」を販売しており、都市圏の運送や配達業務への活躍を開始している。今回登場した新車「AA-wiz」は、従来のビジネス向けスクーターに求められた装備を採用しつつ、プロダクトデザイナーが個性的なイタリアンデザインを設計。洗練されたスタイルを実現した。

新登場した「AA-wiz」は、洗練されたデザインと大容量バッテリーによる実用性を重視して設計された。

約4kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載、一回の充電で最大123kmの航続距離を発揮する。
ラインナップは50cc相当のパワーを持つ定格出力0.6kWの「AA-wiz α」、125cc相当のパワーを持つ定格出力1.0kWの「AA-wiz β」の2種となり、さらに新聞配達業務に特化した「AA-wiz Pro」もそれぞれの出力で販売される。ブレーキは前後ディスクブレーキを採用し、コンビブレーキで安定した制動力を発揮。リアホイールにはインホイールモーターが組み込まれ、駆動系部品の削減とダイレクトなパワー発揮を目指している。
バッテリーは約4kWhの大容量リチウムイオンで、一回の充電で最大123kmの長距離走行が可能だ。充電はケーブルを直接車体に接続する形で、200/100Vのコンセントを使用できる。また公共の四輪車用充電設備も利用可能で、充電時間は200V/3時間、100V/6時間となる。
次世代ビジネス用EVバイクとして登場する「AA-wiz」だが、発売時期は未発表ながら価格は52万8000円(PRO 53万9000円)。従前から販売されているEVトライク「AA-Cargo」の価格が87万7800円~であったため、より小型で廉価なモデルとしての位置づけとなりそうだ。

ブレーキは前後ともにディスク式で、フロントに連動しリアブレーキも動作するコンビブレーキを採用している。

駆動はリアホイールに内蔵されたインホイールモーターによる。チェーンやベルトを装備する必要がなく、パワーロスも軽減が可能だ。

充電時はバッテリーを取り外さず、車体にケーブルを接続して行う。充電は200V、100Vどちらの電源からでも可能だ。

新聞配達での利用に特化し、大型のキャリアとフロントバスケットを装備した「Pro」バージョンもラインナップ。静穏性などの面でガソリン車にまさる性能に期待だ。

aideaは2019年に設立された比較的新興のメーカーで、2021年にはビジネス用トライク「AA-Cargo」を発売。小売店の配達などのビジネスに向けたモデルとして販売中だ。
AA-wiz主要諸元
・全長x全幅×全高:1,840 x 645 x 1,050mm
・シート高:690mm
・車両重量:125kg(PRO:130kg)
・定格出力:0.6kW(原付一種モデル)/1.0kW(原付二種モデル)
・タイヤサイズ:前後13インチ
・ブレーキ:前後ディスク・コンビブレーキ
・バッテリー容量:3.85kWh
・一充電走行距離:123km ※30km/h定地走行値
・充電電圧・時間:200V・3時間 100V・6時間
・税込車両価格:528,000円(PRO:539,000円)
・※主要諸元は開発目標値です。 予告なく変更する場合があります。
情報提供元 [ aidea ]
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