ヤマハがミラノショーで2023年型XMAXシリーズを発表した。日本で発売されているXMAX(250)と直接の兄弟となるXMAX300は紹介済みなので、ここではXMAX125上級版を紹介したい。フォルツァ125にも勝るとも劣らない豪華さだ!

新型XMAX125テックマックスはカラーTFTメーターを採用

2023年XMAX125は、兄貴分のXMAX300と同様にスタイルを一新。外観は従来の2眼ヘッドライトを踏襲しつつ、センターに置かれていたハイビームを統合。また、ポジション灯をヘッドライトの下に配置し、X字に発光するようにしている。

他にもテールライトもX字発光とし前後から「X」を主張。さらに、サイドカウルに置かれていたフロントウインカーをスクリーンの脇に移動しハイマウントタイプとした。

そして、注目は上級版のXMAX125テックマックスに採用された4.2インチカラーTFTディスプレイで、サブに3.2インチLCDディスプレイを用意したダブル画面。通常は、メイン画面には回転計、サブ画面にスピードメーターを表示するが、ガーミンのナビアプリをスマートフォンにインストールすると、スマホのナビをメイン画面に表示することができるのだ。

最高出力はフォルツァ125の14.5PSよりも抑えめな12.2PSで車重は3kg増の167kgとなる。それでもXMAX125は、欧州では2006年からの発売で20万台の販売を記録するほどフォルツァ125以上に伝統と人気を誇る。こちらもフォルツァ125同様日本で発売される予定はない。

2023年型XMAX125 Tech MAX [YAMAHA] テックマックスは上級仕様で、新型XMAX300テックマックスと同じ2画面メーターを採用している。カラーはグリーンとブラックの2色。

新型XMAX125やXMAX300に採用されたヘッドライトはへの字の配置されたポジションと組み合わせてX字を表現する。

VMAXなど2画面メーターはヤマハのお家芸!? 下段の4.2インチTFTディスプレイにはメッセージ、電子メール、および通知も表示できる。

TFTディスプレイはオンボードナビゲーションシステムとしても機能する。125ccスクーターにこの機能は超豪華だ。

2023年型XMAX125テックマックス欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2180×795×1410mm
・ホイールベース:1570mm
・シート高:800mm
・車重:167kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 125cc
・最高出力:12.24PS/8000rpm
・最大トルク:1.14㎏-m/6000rpm
・燃料タンク容量:13.2L
・変速機:Vベルトオートマチック
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-15、R=140/70-14

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