
ホンダがミラノショーで2023年型フォルツァシリーズを発表した。すでにフォルツァ350についてはタイで先行発表されていたので、ここではフォルツァ125を紹介したい。日本では未発売モデルだが、このゴージャスさはすごい!
「すべての最高のものを備えた究極の 125cc スクーター」を目指した
2015年に欧州でブランニューモデルとしてデビューしたフォルツァ125は、簡単に説明するとビッグスクーターのボディに125ccのエンジンを搭載したモデル。ボディは日本でも発売されているフォルツァ250と共通で、全長はともに2145mm(国内PCXは1935mm)になっている。
これが欧州で好調なセールスを記録しており、2022年8月までに9万8000台を販売している。コンセプトは「すべての最高のものを備えた究極の125ccスクーターを作ることでした。優れた高速性能とクラス最高の加速の両方を提供します。上品でプレミアムなスタイルで、実用性と快適性に重点を置いています」と初代モデルの開発責任者は語る。
装備はフォルツァ250と共通で、2018年型以降は125ccスクーターに関わらず電動調整式のスクリーンまで装備しているのだ。2023年型は、4バルブエンジンやトラクションコントロールを装備した2021年型を踏襲しつつ外装やメーターを刷新し、350と共通の2眼ヘッドライトを装備している。
エンジンはPCXと同系の水冷単気筒4バルブだが、最高出力は14.5PSとPCX(国内PCXは12.5PS)を2PSも上回っている。最高速は108km/h、巡行速度は90km/h前後と発表されているので、164kg(国内PCXは132kg)という車重のハンデはそれほど影響がないのかも知れない。
フォルツァ125は2015年の東京モーターショーに参考出品され国内での市場調査も実施されたと思われるが、導入されるという情報は現在までのところ得られていない。

2023年型FORZA125 [HONDA] 究極の125ccスクーターとしてリリースされ欧州でヒットモデルとして定着しているシリーズの末弟。写真は赤ホイールのスペシャルエディション。

往年の250cc国内フォルツァをイメージさせる2眼ヘッドライトにスタイルを刷新。この変更はシリーズ頂点モデルのフォルツァ750(日本未発売)に合わせたものになる。

2023年型フォルツァシリーズはメーター外周を発光させ液晶表示を更新。写真のスペシャルエディションはメーターを赤く発光させてゴージャスさを強調する。

2018年型から採用する電動調整式スクリーンは180mmの調整幅がある。
2023年型フォルツァ125欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2145×754×1350mm
・ホイールベース:1505mm
・シート高:780mm
・車重:164kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 125cc
・最高出力:14.54PS/8750rpm
・最大トルク:1.25㎏-m/6500rpm
・燃料タンク容量:11.7L
・変速機:CVT
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-15、R=140/70-14
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フォルツァ125 国内発売を熱望しています。
フォルツァ125‼︎
なぜ日本で発売しない⁈⁈
スペシャルエディションカッコいい‼︎