2023年2月に発売予定の新型CBR250RRの試作車を改めて撮影。これまでの記事でもお知らせした通り新しい外装やトラクションコントロールを装備しているが、より詳細に迫ることができた。

調整式のトラコンでよりアグレッシブに攻められる!?

新型CBR250RRは、2023年にカワサキから新たに登場するZX-25RRに対抗するために、大幅なモデルチェンジを実施してデビューすることが明らかになった。外観はスタイリングを進化させ、エンジンやシャーシを見直すことで走りのパフォーマンスも高めている。

主な変更点は、「SHOW OFF SPEED STYLE」のスタイリングコンセプトはそのままに、フロントからサイドカウルにかけてインナーとアウターを重ねたレイヤー構造を採用していること。インナーカウルの形状をウイングレットと同様の効果をもたらす形状とすることで空力特性が向上している。

エンジンは、ピストンリングやシリンダーヘッド、カムシャフト、吸排気ポートを改良し、令和2年排出ガス規制に対応させつつ最高出力を向上させるだろう。現行のCBR250RRが発揮する41PSからどの程度上乗せになるかは不明だが、さらなるパフォーマンスアップが期待できる。

装備面では、フロントフォークにショーワ製SFF-BPを採用し、3段階に調整できるトラクションコントロールを新たに導入。さらに安全性を高める急ブレーキ時に点滅するエマージェンシーストップシグナルやハザードランプも追加された。

2023年型CBR250RR日本仕様 [HONDA] 写真はパールグレアホワイト。他にもマットバリスティックブラックメタリックやグランプリレッドの3色展開になる模様だ。

2022年型CBR250RR日本仕様 [HONDA] こちらは従来型で、スタイルは同じに見えるが、サイドカウルの形状が全く異なっているのが分かる。

2020年のモデルチェンジでアップ&ダウン対応のクイックシフターがオプション設定されたが、この2023年型でも標準装備はされていないので、オプション扱いになりそうだ。

メーター右上の表示窓はトラクションコントロールの介入度で、1~3が選択できる。上部の「T」インジケーターは作動時に点灯、右隣で消灯しているのはトラコンオフのインジケーターだ。

左側のスイッチボックスにはハザードランプが追加された。また、人差し指でトラクションコントロール「T」のレベルが調整可能になった。

フロントフォークトップには、SFF-BPのマークが追加された。左右のフォークでダンパーとプリロード機能を分けたもので、ダンパーピストンを大型化することができるものだ。

レイヤー構造を採用することで、ウイングレットと同じ効果を発揮するカウル。どの部分がこれに該当するかは不明だが、ダウンフォースが発生する効果が見込めるだろう。

細かい部分では、テールカウルのダクト内にもウイング状の突起が追加されていた。テールカウルの形状も変わっており、細かい部分まで煮詰られたことをうかがわせる。

2022年型CBR250RR国内仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2065×725×1095mm
・ホイールベース:1390mm
・シート高:790mm
・車重:168kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 249cc
・最高出力:41PS/13000rpm
・最大トルク:2.5㎏-m/11000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70R17、R=140/70R17
・価格:82万1700円/85万4700円(グランプリレッド)

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