
令和2年排出ガス規制に対応していないことから生産終了すると思われていたホンダのCBR600RRが将来的にモデルチェンジするだろうと以前お伝えしたが、続報が入ってきたのでお伝えしたい。
2023年4~9月に排ガス規制に対応し、日本だけでなく欧州でも発売!?
一か月前にCBR600RRの動向を記事化した際は、新型CBR600RRの2023年中の復活はないと予想したが、意外と早い時期にこれが実現しそうだ。今回得た情報によると2023年度上半期(4~9月)に新型CBR600RRが発売されると予想される。それも日本だけでなく欧州での販売も計画されているという。
2020年9月に現行のPC40型が発売された際は、欧州のユーロ5排出ガス規制に対応せず、国内ではユーロ4相当の平成28年排ガス規制に対応した。新型は、欧州も視野に入っていることからユーロ5と国内の令和2年排出ガス規制に対応することは間違いない。
その他、メカニズムに変更があるかどうかは不明。PC40型で電子制御スロットルやIMUを活用したブレーキやトラクションコントロールの電子制御をフル投入していることから大きな変更はないと予想できる。ウイングレットを装備した外装に羽根が追加されるとインパクトがあると思うが果たして…!?
600ccクラスのスーパースポーツでは他にカワサキのZX-6Rが発売されているが、こちらは636cc仕様のみとなり日欧市場でレースにも対応する純600スーパースポーツはホンダのみ。ちなみに、ZX-6Rも将来的に排ガス規制に対応して継続するという噂がある。

2020年型CBR600RR国内仕様 [HONDA] 2016年型を最後に国内で販売が途絶えていたものに、平成28年排ガス規制対策を施し2020年9月に発売。2年限定復活と言われていた。

CBR600RRは2003年型の初代から基本は不変だが、PC40型でフル電脳化されたのは大きなステップだ。600ccの需要が落ちたと言われた欧州でもニーズが高まったのかも知れない。
2020年型CBR600RR国内仕様主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2030×685×1140mm
・ホイールベース:1375mm
・シート高:820mm
・車重:194kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 599cc
・最高出力:121PS/14000rpm
・最大トルク:6.5kg-m/11500rpm
・燃料タンク容量:18L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:160万600円
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