カワサキがミラノショーでNinja HEV(ニンジャ ハイブリッド)を欧州で初公開した。8月の鈴鹿8耐でデモ走行を行ったマシンが正式にお披露目され、2024年の発売をアナウンス。さらにハイブリッド以外の特徴も明らかになった。

写真:河野正士/Webike

バイクでは世界初となるストロングハイブリッドを採用

カワサキは2021年10月にニンジャ ハイブリッドの前身となるHEV二輪研究車を初公開し、翌年の鈴鹿8耐ではデモ走行を通して一般にもお披露目している。そして、11月8日のミラノショーではプロトタイプを公開し、伊藤浩社長自ら2024年の発売を宣言した。

車名は「Ninja HEV」とされており、言うまでもなく最大の特徴はHEV(Hybrid Electric Vehicle=ハイブリッド)であること。ハイブリッドはエンジンとモーターの2つの動力源を有しており、一般的に燃費や加速性能を向上させることができるが、バイクでの採用例は少ない。

さらにニンジャ ハイブリッドは、二輪では世界初となるモーターだけでも走行できるストロングハイブリッドを採用。高速道路はエンジンで走行、発進と停止を繰り返す街中はEV、郊外のツーリングはハイブリッドといった使い方が想定されているのが新しい。

Ninja HEV [KAWASAKI] ミラノショーで車名とともに欧州初公開。2024年の発売が予定されている。排気量は不明だが、フロントがWディスクになっていることから400cc以上のパワーがありそう。

ニンジャ ハイブリッドのエンジンはエキパイが2本あることから並列2気筒なのは確実。また、シリンダーヘッドの模様やマフラーの形状からニンジャ250/400系をベースにしていることが分かる。

カワサキが出願した特許によると、モーターはエンジン背面に置かれており動力はメインシャフトに伝達されるようになっている。

2021年10月に公開されたハイブリッド研究車では、シート下にモーター用のリチウムイオンバッテリーを搭載できるようになっていた。ニンジャ ハイブリッドのエンジン脇にあるダクトはこれの冷却用だろう。

ニンジャ ハイブリッドはAT/MTのハイブリッドでもある

カワサキはスクーターを販売していない唯一の日本メーカーなので、AT=オートマ車がラインナップされていない。そこに2023年は、電動ニンジャ(Ninja BEV)と電動Z(Z BEV)を発売してAT車を2台用意し、2024年はニンジャ ハイブリッドを加えて数を増やすだろう。

ニンジャ ハイブリッドは、車両を見ても分かるとおりクラッチレバーとチェンジペダルが存在せず、ハンドル左側の「+-」スイッチでハンドシフトすると予想される。さらに、左側には「AT/MT」スイッチがあるので、自動変速走行に切り替えができるだろう。

ニンジャ ハイブリッドは、AT(オートマ)もMT(マニュアルシフト)も楽しめるという、操作の面でもハイブリッド化した新しいコンセプトを提唱している。また、ハンドル右側には「e boost(イーブースト)」スイッチもあり、エコで快適なだけでなく楽しさを追求している姿勢が明確だ。

ニンジャ ハイブリッドの左側スイッチボックスには、「HEV/EV」と「AT/MT」の2つの異種方式を切り替えるスイッチがあるのが最大の特徴だ。

ハンドル左側スイッチボックスは人差し指で「+」、親指で「-」スイッチを押せるようになっており、これで変速すると思われる。レバーはないのでクラッチ操作は自動化されているようだ。

ハンドル右側には「e boost(イーブースト)」スイッチがあり、モーターの力を利用したブーストも可能。電気をエキサイトメント性向上に活用している。

メーターはカラーTFTディスプレイを採用し、車両情報を詳細に表示してくれそうだ。ハンドルはかなりアップライトなポジションにしている。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    150万円オーバーかな?

  2. うたえもん より:

    川崎って最近面白いバイクたくさん作るなぁ

  3. KLR650国内でも販売希望 より:

    車格的には、どの辺のバイクになるのかね?
    Ninja250・400・650・1000??

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