
アメリカ最古のバイクブランド「インディアン」の販売を行うポラリスジャパンから、2023年モデルの「Indian Challenger Elite(インディアン チャレンジャーエリート)」が発売された。インディアンが販売するバガースタイルのシリーズ「インディアン チャレンジャー」のプレミアムモデルであるエリートは、全世界限定150台のみの販売予定と発表されている。国内導入台数は未発表ながら、2022年モデルでは1台のみの導入だったため、次モデルも台数は少ないと予想される。
究極のスタイルとエクスクルーシブを追求
インディアンは各モデルのプレミアムエディションに「エリート」のネーミングを付けているが、大型バガースタイルのクルーザーであるチャレンジャーにエリートが設定されたのは2022年6月。今回発表の2023年モデルでは、「サファイアブルー・スモーク」にカラーチェンジを果たした。ブルーのベースカラーにブラックスモーク、チタンメタリックのアクセントを加えた新色は、プレミアムな質感を更にアップさせている。価格、国内導入数は未発表。
スタンダードモデルのチャレンジャーは、1767ccの大排気量水冷Vツインエンジンを搭載。出力は90kW(122hp)、最大トルク178Nmを発揮し、ビッグボディでパワフルにクルージングできるハイパフォーマンスなバガー。3段階のライディングモードコントロール、Fox製電子制御リアサスペンション、スマートリーンテクノロジーといった電子制御が、重量級の車体のコントロール性を高めている。
アクセサリーも先進装備をフル多数採用しており、アダプティブLEDヘッドライト、LEDドライビングライト、アジャスタブルフレアウィンドスクリーン、グリップヒーター、出力100W・6.5インチパワーオーディオなど、ツーリングを快適にサポートする機能を満載。まさに、インディアンの誇るプレミアムクルーザーだ。
チャレンジャー エリート(2023)
発売日:未発表
メーカー希望小売価格:未発表

インディアンのPowerPlus水冷エンジンは、従来のアメリカンVツインの性能を凌駕するクラストップの128ft/lbs(173.5Nm)のトルクと122hpのハイパワーを発揮。(写真はスタンダードモデル)

フレームマウントフェアリングは、クラス最高の防風性も実現。倒立フロントサスペンション、軽量アルミキャストフレーム、そして油圧調整式Foxリアショックが精密なハンドリングをもたらす。

灯火類はフルLEDライトで、ランニングライトも標準装備。ひときわ目立つ強烈なデザインを誇る。

メーターは2トリップ内蔵スピードメーター、タコメーター、燃料計、燃費計、航続可能距離表示、磁気コンパス、気温計、エンジン稼働時間、ラジオ操作、グリップヒーター温度など多数の機能を表示できる。また、100Wのダイナミックエコライザー採用スピーカーでサウンドも楽しめる。

カウルにはアジャスタブル ウィンドシールド(上下約7.5cm可動)を搭載。クルーザーに求められる装備はすべて備えている。

今回の発売時期、価格は未発表ながら、世界限定150台の販売予定となれば国内への導入数は少数になりそうだ。2022年モデルは国内導入1台、価格は500万1000円だった。
インディアン チャレンジャー(2023)主要諸元
ENGINE エンジン:POWER PLUS パワープラス 水冷 60°V ツイン
排気量:108ci/1,768cc
ボア×ストローク:108mm×96.5mm
圧縮比: 11.0:1
潤滑システム: セミドライサンプ
オイルタンク容量: 4.73L
燃料系統: クローズドループ/ 52mm デュアルボア
燃料容量: 22.7 リットル
エキゾースト: スプリットデュアルエキゾースト(レゾネーター付)
ピークパワー: 122HP
ピークトルク: 178Nm/3,800 rpm
プライマリドライブ: ギアドライブ・ウェットクラッチ
トランスミッション: 6 速/コンスタントメッシュ
クラッチ: ウエット/アシスト付きマルチプレート
ファイナルドライブ: ベルトドライブ/152 歯
情報提供元 [ インディアンモーターサイクル ]
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