
スーパーシェルパ(249cc)
オーナー:Webikeユーザーさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはカワサキ「スーパーシェルパ」、オーナーはWebikeユーザーさんです。
カワサキから1997年に発売されたスーパーシェルパは、KLX250のエンジンをベースとした空冷DOHC単気筒のオフロードモデル。ベースのKLX250は発売当時「闘う4スト」と呼ばれ強烈な走破性を発揮したモデルですが、スーパーシェルパは打って変わって、トコトコと林道をトレッキングできるモデルとして登場しました。コンセプトはヤマハ・セローと同じで、扱いやすいオールラウンドな活躍ができるモデル。水冷だったKLXのエンジンは空冷に変更され、丈夫さと信頼性にウエイト。シート高も810mmと低めに設定し、いざとなれば足をついて悪路をクリアすることも可能なスペックでした。
そんなスーパーシェルパに魅了されているのが、今回紹介するWebikeユーザーさんで、30年ぶりにライダーに復帰したのちエイプ100、KLX125、KLX250、XTZ125とオフロードモデルを遍歴。最後に落ち着いたのがスーパーシェルパだったのです。軽く足つきのいい特徴を生かし、林道を快適に走って楽しまれています!
しかし、特に注目すべきなのはそのカスタム。一見するとノーマルからなにも変わりないのですが、実はフロントフェンダーをXLR125R用USホンダ製に変更。泥除け性能を強化し、フロントフォークのアウターには汎用のフォークカバーを取り付け。ヘッドライトはLEDに変更し、さらにクラッチレバーもXLR125R用を加工してショート化! さらにさらにウィンカーも折損しない埋め込み式に改造され、ハンドガードも装備されています。見た目でわかるピカピカのカスタムもカッコいいですが、こんな自分好みに仕上げるスタイルも素敵ですね!

小ぶりで軽量(乾燥107kg)なスーパーシェルパ。セローと同じくらいの車体サイズに、セローよりもハイパワーなエンジンを搭載していましたが、2007年には排ガス規制対応により絶版。しかし海外では近年まで「ストックマン」というペットネームで販売されており、パーツもまだ手に入りやすいようです。

こちらは修造さんのスーパーシェルパ。林道をしっかり走るための購入とのことで、ひどい道でも足を着きながら走破できるのが魅力。「シェルパ」とはヒマラヤ山脈の登山者のため、荷物運び等のサポートを行うネパールの少数民族の名前から。
■購入動機
今から約7年前に30年間乗っていなかったバイクに突然乗りたくなり中古の(1)エイプ100(リアオーリンズショック付き)を買い、その8ヶ月後には(2)新車のKLX125を買い、その8ヶ月後には2300Km走行の(3)KLX250を買い3年3ヶ月乗っていたが、重さに耐えられず(4)新車のXTZ125を買うも7ケ月で手放し(5)中古のXLR125Rに1年4ケ月乗り、(6)中古のカワサキ・スーパー・シェルパに落ち着きました。
■長所
セローと同じ様に作ったらしいカワサキのツインカムエンジンの良さとローギアでの低速走行とか、何と言っても前に乗っていたホンダ・XLR125Rの【乾燥車両重量111Kg】と同じ250ccトレールバイクと言う足付き性抜群で軽さが気に入り、自分はやはりKLX125を新車で買ってからカワサキのバイクのエンジン音やノーマルマフラーの静かな音がホンダのバイクより【静かに走れる】カワサキ独特のエンジン&マフラー音と【ライムグリーンカラー】の虜になっております。
■短所
スタンダードタイプの今の重すぎる(1)CRF250Lや(2)KLX230等に対して【小ぶり】なシェルパの良さを生かして林道を快適に走れてます。
しかし、流石に地上高=足付き性と相反する要素を満たしているが為の【前後サスペンションのストローク不足&適度な硬さ】がイマイチだと感じてはいます。
■これから買う人へのアドバイス
シェルパのツインカムエンジンのガスケットから【オイル滲み】が数年間乗ると出やすいらしいので、中古車しかない現状ですから、良く見てガスケット交換とか前後サスペンションやキャブレター周り等に注意して中古車の走行距離が少なめなヤツを少し高くても手に入れた方が後々修理パーツにお金がかからず良い方法だと思います。
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