
開催中のミラノショー2022にて、イタリアのビモータから新モデル「BX450」が発表された。同社発の本格エンデューロモデルはこれが初めてであり、カワサキの競技用モデル「KX450」をベースとした本格モデルで、ヘッドライトも搭載され公道走行を見込んだ装備となっている。国内発売予定は未発表ながら、高い戦闘力を持った新エンデューロマシンとして、オフロードファンからは注目必至だ。
ビモータ×カワサキの新境地!行動走行にも期待!
ビモータとカワサキは2019年の「テージH2」で初の提携モデルを発表して以来、今日まで提携を続けている。職人技で組み上げられた美しいイタリアンデザインや独自のメカニズムと、実績あるカワサキのモンスターエンジンの組み合わせは高い芸術性と性能を両立し、熱烈なファンの多いメーカーだ。
今回、そんな提携モデルのラインナップに新登場した「BX450」は、ビモータ初のオフロードモデル。2019年発売の競技用エンデューロモデル・カワサキ「KX450」をベースとしており、エンジン・フレーム・電装系は共有されているがその他は独自パーツを採用。KX450とはキャラクターの異なるモデルに構成されている。パワートレインはDOHC水冷単気筒449cc、リターン式5段変速ミッションで、車体重量は110.2Kg(燃料除く)。オリジナルの10.7L大型燃料タンク、アロー製マフラーなど独自装備も充実。
また、競技専用のKX450に対して、BX450にはヘッドライトなどの保安部品が装着済。公道走行も視野に入れた構成となっており、競技用クラスのハイポテンシャルモデルをロードゴーイングできるとなれば、ますます魅力的なエンデューロマシンであることは間違いない。ただし、発売時期や価格等は現状未発表。詳細情報は続報を待って欲しい。

ミラノショー2022で発表されたBX450。ビモータ初の本格エンデューロモデルでありつつ、公道走行も視野に入れたスタイルに注目を集めた。

エンジン、シャーシなどはカワサキ「KX450」がベース。油圧クラッチ、ローンチコントロールなどのハイメカはそのままの見込み。

KX450では6.2Lの燃料タンクは10.7Lにまで増量。飛び出したタンクの存在感は大きい。

外装類はビモータのオリジナルデザインで、各所にロゴマークがプリントされている。サイレンサーはアロー製だ。

ヘッドライト、ハンドガードなどを標準搭載。行動走行の可否は未発表ながら、視野にある装備であることは間違いない。日本国内でも行動を走れるとしたら……期待が膨らむ!
BX450(2023)主要諸元
・全長×全幅:2185mm×820mm
・ホイールベース:1485mm
・車重:110.2kg
・エンジン:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 449cc
・圧縮比:12.5:1
・燃料タンク容量:10.7L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/100-21 57M、R=140/80-18 70M
情報提供元 [ bimota ]
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写真のコメント、行動→公道…流石にこの程度の文字校正はちゃんとしてほしい…
そしてこのバイク…かなりほしいがお高いんだろうな…
それは川崎さんも先を見越してると言う気がしますが自分もそう思います、機械屋よりも電気屋が幅を利かせてる世の中に
なってしまってるだけで、実質電池では無理が有るし自動運転何てアクセルも閉じずにぶつかって衝突事故をいくらでも起こしますよ
電動化はある程度は進むのでしょうけどそちらの方へ舵を切って置くと言う事は大賛成です
ビモータあたりだとやっぱり賛否両論のレーサー公道走行車両となる訳ですね、メーカーもいい加減、硬い頭を柔らかくして
ロードの1000ccクラスだってそのままサーキット走行してるじゃないですか、もう日本でも何が有っても自己責任でいいと
思いますが