
イギリスの高級スポーツカーメーカーとして有名なアストンマーチンが、開催中のミラノショー2022にて「AMB 001 Pro」を発表した。オートバイメーカーの名門ブラフ・シューペリアと共同開発されたサーキット専用の競技用新モデルで、価格は未公表ながら、世界限定88台のみの販売として受注受付は既に開始。2023年初頭には出荷開始予定との発表だ。
アストンマーチン2車種目のバイクはサーキット専用の超未来的スタイル
アストンマーチンといえばイギリスを代表する高級自動車メーカーだが、2輪車の製造を開始したのは2020年の「AMB 001」が初。今回登場した「AMB 001 Pro」は2車種目となる。まるでコンセプトモデルのような未来的スタイリングはスーパーカー「Valkyrie AMR Pro」にインスパイアされたもので、エンジンは997cc水冷のDOHC88度Vツインを搭載。225PSを発揮する。車体構造には多数のカーボンパーツが使用されており、重量は175kgと非常に軽量。フォーミュラワンカーと同レベルのパワーウエイトレシオとなる。
バイクとしての設計には、こちらもイギリスの名門メーカー「ブラフ・シューペリア」が共同参画。こちらは1920~1940年代には高品質モデルの製造で有名だったが、一度倒産し、2013年からバイク製造に復活したメーカーだ。
まるでコンセプトモデルのようなスタイリングの「AMB 001 Pro」だが、既に受注は開始済。世界限定88台を販売予定で、2023年初頭には出荷開始がアナウンスされている。

「AMB 001 Pro」はアストンマーチンにとって2車種目のバイクだが、225HPの高出力に175kgの車体重量という高いレーシングスペックを持つ。公道走行仕様の発売予定はない。

フロントスポイラーとウイングにより、高い空力性能を発揮。前後17インチのカーボンホイールと、カーボンボディを含むアルミフレームで構成される。

エンジンは997cc水冷のDOHC88度Vツイン。従来の「AMB 001」から25%の出力増で、アルミ削り出しのクランクケースを備える新型エンジンとなる。

デザインべースとなったのはスーパーカー「Valkyrie AMR Pro」。こちらもF1マシンレベルのパフォーマンスを持ち、限定40台の生産だった。

アストンマーチンが2019年に発売したバイク第1号が「AMB 01」。世界100台限定で、価格は108000ユーロ(約1580万円)だった。
情報提供元 [ アストンマーチン ]
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