
これからバイクに乗ってみたいけど、いったいどれを選べばいいんだろう?どんなバイクがあるんだろう? そんな悩みを持っている人たちのためにウェビックバイク選びの人気ランキングの中から、ここ1年における上位5台を抽出。今回はツーリング向けの海外製バイクたちを紹介します。
※当ランキング記事は10月30日に制作したものになります
【ツーリングランキングとは?】
街乗りや通勤・通学だけではなく、ツーリングが楽しくなるバイクのランキングです。
ユーザーがつけたMyバイク評価の各点数(燃費、走り、積載性)、ツーリング日記の投稿件数をもとにランキングを作成しています。
※この評価およびカタログ燃費は、Webikeコミュニティのマイバイク登録ユーザーによる評価およびメーカー発表の数値を元に集計・掲載しております。年式や仕様等が異なる車両の評価となる場合がございますので、ご注意ください。
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目次
1位 BMW・R1250GSアドベンチャー
BMWが誇るGSシリーズのフラッグシップ…の中でもさらに最上級版となるのが、R1250GSアドベンチャー。圧巻はSTD版より10Lも多い超大容量30Lの燃料タンクで、カタログ燃費21km/Lをかけ合わせれば連続航行可能距離はなんと620km!東京発で北は青森、西は岡山あたりまでノンストップで行ける計算となります。
オーナーから寄せられるツーレポを見てみると、やはり長距離ツーリングを思う存分楽しんでいる様子。工業大国ドイツが誇る“BMW”というブランド力も相まり、どこまでも走り切れるという絶対的な信頼感が、ツーリングユーザーの心を掴んで離さないのでしょう。水平対向エンジンの懐深い鼓動感も長距離を楽しむにはぴったりです。
ちなみにGSの大容量タンクは昔から伝統的で、'90年代に山奥でガス欠になり困っていたところガソリンを分けて助けてくれたオーナーは「GSは“ガソリンスタンド”から来ているんだよ」と教えてくれました。実際は“ゲレンデシュポルト=山野を駆け抜けるスポーツモデル”の意味です(笑)。その節は助けてくれてありがとうございました。
2位 KTM・1290SUPER DUKE GT
2位はオーストリアのメーカーであるKTMのモデル。ハイパーネイキッドの1290スーパーデュークをベースに大型スクリーンやパニアケース装着を前提にしたテールまわりなど旅に向けた装備を充実させたグランツーリスモ仕様が、このGTとなります。
このマシンの特徴はベースがベースなだけに最大175psという強烈なパワーとレーシングスペックの足回り、それにこのクラスとしては約225kgという超軽量な車体でサーキットもこなせる走りのポテンシャルを持ちながら、豊富な電子制御でツーリングにも適したモードを実現しているところ。セミアクティブサスを装備しているので、足回りの硬さも状況に応じて自動に瞬時に調整してくれます。
ツーレポを届けてくれたオーナーたちは長距離から近郊まで幅広く楽しんでいる様子。その日の気分次第で元気にものんびりにも行けるのが好まれているようでした。
3位 TRIUMPH・BONNNEVILLE T100
アドベンチャータイプが人気上位を占める中で唯一の例外となったのが、英国トライアンフのボンネビルT100。
どんな場所を背景にしても写真に“映える”クラシカルなルックスがツーリングの思い出作りに一番。前から撮ったり後ろから撮ったり、さらには下から煽るように撮ったりなどアングルを変えることでいろんな表情が楽しめるので、ぜひチャレンジしてもらいたいモデルです。英国製バイクなのに日本の神社仏閣などとの相性もいいですね。
兄弟車のT120が1200ccなのに対して、T100は扱いやすい900cc&価格も約30万円低いなど、より身近になっているところが強みかも。アドベンチャータイプよりも足が格段に着きやすいので女性にもオススメです。
4位 KTM・790ADVENTURE
4位はKTMの790ADVENTURE。このモデルはシリーズの中でも走破性に最も重きを置いており、未舗装路をガンガン走りたい冒険系ツーリングファンに適した1台。
フロントホイールはオフロードに適した21インチサイズで、タイヤを本格的なブロックパターンのものに交換しているオーナーも多いとか。燃料タンクは左右に振り分けられており、低重心化とともに20Lの容量を確保しているので、満タン500kmが目指せる冒険ツーリング派の嬉しい味方となっています。
2021年からは排気量を90cc増やした889ccの890ADVENTUREにモデルチェンジしていますが、790のときからフルカラーTFTメーターを採用しているなど装備面は充実しており、中古は狙い目かも。
5位 BMW・G310GS
5位に入ったのは普通2輪免許で乗れるGSシリーズの末弟。最大34psを発揮する単気筒エンジンを採用することで車重は175kgと軽く、人気のアドベンチャータイプにツーリングはもちろんのこと普段の街乗りにも使ってみたいというビギナーにオススメの1台となっています。
燃料タンク容量は11.5Lと兄貴分たちに比べると物足りないですが燃費は約30km/Lなので満タンで350km近く走れる計算と、このクラスなら十分でしょう。車両価格は77万4000円~で、61万3800円のスズキVストローム250はともかくホンダCRF250RALLYの74万1400円とは大差ない設定なうえに、これら国産ライバルとの馬力差は実に約10ps。
ETC2.0車載器も標準装備となっており、旅のお供としては実は結構お買い得感のあるモデルに仕上がっています。
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