
11月3日、ヤマハが欧州で2023年新型YZF-R125を発表した。当Web既報の通り新型YZF-R7スタイルのヘッドライトを装備し、エンジンもユーロ5に対応。また、MT-125なども採用したカラーTFTメーターも新たに採用している。
このスタイルで2023年後半は日本でも発売されると予想
2008年に初代モデルが発売されて以来、第4世代に進化した新型YZF-R125が発表された。外観は完全に刷新され、新型YZF-R7と同様にM字ダクト中央にバイファンクションLEDヘッドライトを配置。小型で目立たない一灯式だがロービームとハイビームに切り替えることができる。
電子制御ではトラクションコントロールを初採用。トラコンはオン/オフ可能でメーター画面で確認できる。さらに、2023年モデルはオプションのクイックシフターを取り付けできるように配線済みとなる。
欧州での販売は2023年2月からとなり、当WEBの得た情報では下期には日本での発売も濃厚だ。

2023年型YZF-R125欧州仕様 [YAMAHA] ぱっと見ではYZF-R7にしか見えないスタイルに進化。写真のカラーはテックブラック。

2023年型YZF-R125欧州仕様 [YAMAHA] カラーバリエーションは写真のアイコンブルーの計2色が用意されている。2023年型R1、R7、R3共通のカラーバリエーションとなる。

2023年型MT-125欧州仕様 [YAMAHA] 10月25日に発表された新型MT-125もカラーTFTメーターを採用。こちらも2023年下期に日本で発売されるだろう。

2022年型XSR125欧州仕様 [YAMAHA] こちらも2023年型はTFTメーターになる? XSR125も日本で2023年下期に発売されると予想される。ヤマハの125cc攻勢が始まりそうだ。

2022年型YZF-R125欧州仕様 [YAMAHA] 従来型はエンジンやシャーシなどのプラットフォームが2023年型のベースになっている。2眼スタイルが懐かしい感じだ。
カラーTFTメーターはトラックモードでラップタイム表示も可能
ユーティリティにおいても従来の125ccにない装備が特徴で、先日発表されたMT-125と同様に5インチカラーTFTメーターを採用し、スマホとの連携も可能になった。メーター画面は、通常の「ストリート」とラップタイムを表示する「トラック」を用意する。
また、新型メーターはブルートゥースでスマートフォンとの連携が可能。ライダーがヤマハMyRideアプリを使うことで、電話やメール、メッセージなどの着信通知をメーターに表示したり、アプリを介して走行距離や最高速など様々な情報を確認できる。

ラムエアを採用しないことからM字ダクトはヘッドライトスペースになりバイファンクションLEDヘッドライトが置かれる。

ストリートモードのメーター画面。カラーTFTメーターにはスピードや回転計燃料計などを表示する。

トラックモードの画面ではラップタイムが画面中央に大きく表示される。スマホでもログを確認することができる。

テールライトはRシリーズ共通の縦型で、テールカウルは左右にダクトが張り出している。従来型と似ているがデザインは新しくなっている。

フロントは径292mmディスクブレーキでキャリパーはラジアルマウント式を採用。

スイングアームは軽量なアルミ製を採用。トラクションコントロールやオプションでクイックシフターも装着可能だ。

タイヤはミシュランのパイロットストリートが装着されている。後輪サイズは250cc並みの140/70-17だ。

トップブリッジはYZR-M1のように肉抜き穴があり気分を高める。ハンドルはトップブリッジ上にマウントされおり、キツすぎないポジションと思いわれる。

右ハンドルにはTFTメーターを操作するダイヤルが追加されている。
2023年型YZF-R125欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:1990×715×1045mm
・ホイールベース:1325mm
・シート高:820mm
・車重:144kg
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 125cc
・最高出力:15PS/10000rpm
・最大トルク:1.16㎏-m/8000rpm
・燃料タンク容量:11L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/80-17、R=140/70-17
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