
カワサキが、欧州の公式YouTubeで11月8日に開幕するミラショープレス発表のライブ配信を実施する。すでにURLが公開されており、そのサムネイルはニンジャ400とZ400に「They are back!」のメッセージ。これは一体何を意味する?
鈴鹿サーキットを疾走したEVとハイブリッドの公開は確実!?
YouTube動画の説明文には、「EICMA2022のカワサキ記者会見に参加して、カワサキモータース伊藤浩社長が語る将来の技術と重要な製品についてのスピーチを聞いて下さい」と書かれている。他にはニンジャ400(Ninja400)とZ400の画像と「They are back!(彼らは戻ってきた!)」のメッセージがある。
ニンジャ400とZ400の2023年モデルは、欧州では6月1日に発表されており、ユーロ5の排ガス規制に対応してラインナップに復帰している。日本ではユーロ5相当の令和2年排ガス規制に対応し、9月20日に発売されたばかりだ。すでに発売済みとなるこの2台が、2022年のミラノショーの目玉になるとは考えにくいのだが…。
伊藤社長が語る「将来の技術」とは、8月に鈴鹿サーキットでデモ走行した並列2気筒エンジン搭載のハイブリッドモデルとネイキッドのEVであることは間違いないだろう。これらの詳細は未だ不明のままなので、メカニズムや製品化についての説明が期待できる。
そして、「重要な製品」については、サムネイルになっている400ccの2モデルにヒントがあるのだろうか? 期待して発表日を待ちたい。

欧州では6月1日に発表済みの2モデルがライブ配信動画のサムネに起用されている。EVの写真の方が新車発表会のイメージに近いと思うのだが…。

EV量産試作車 [KAWASAKI] 10月4日、インターモトショーでカワサキが公開したEVネイキッド。量産試作車ということは発売間近とみて間違いない。2019年のプロトタイプよりもバッテリーが大幅に小型化されている。

HEVプロトタイプ [KAWASAKI] 鈴鹿8耐でデモ走行したハイブリッド(HEV)プロトタイプは2気筒エンジンを搭載していた。ニンジャ250/400系と思われるが排気量は不明だ。
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