文/Webikeスタッフ:リュウ

【XSR155】
ディテール&試乗インプレッション

タイヤマハより発売されているXSR155ですが、国内では未発売モデルになっています。
それを独自に輸入して販売しているバイク館SOXさんにお借りして試乗してみました。
クラシカルな雰囲気だけでなく、驚きの燃費数値など注目点が多数ありますので、是非最後までご覧ください!

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【国内モデルには無い珍しい車両がいっぱい!】
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XSRシリーズ共通のデザインがクラシカルで格好いい!

車体としては155ccという排気量なりに小さめではあります。
ただし、XSR700や900と同等のスタイリングから醸し出されるオーラは中型排気量車両にも引けを取りません。
まさにネオクラシック。イケてます。

車両サイズと重量はそれぞれ下記の通り。
比較として、ほぼ同排気量であるスズキのジクサーを比べてみます。

【全長/全幅/全高】

・XSR155:2,000mm/805mm/1,080mm
・ジクサー:2,005mm/785mm/1,030mm

【車両重量】

・XSR155:134kg
・ジクサー:135kg

数値的にはほぼ一緒ですね。
250ccよりは小柄だけど、125ccよりは大きいという絶妙なサイズ感です。

タンクエンブレムはシンプルな「YAMAHA」

タンク上部のXSRという文字は高級感あるエンブレムになっています。

注意書きのステッカーは読めません・・・。

マフラーもなかなか車両にマッチしたクラシカルな見た目で良いですね!

足つきは結構厳しいかも・・・

【シート高】

810mm

シート高はやや高め。
先程車両サイズで比較したジクサーが785mmなので、結構差がありますね。
身長155cmだと両足を着地させることができず支えが必要になりますが、片足であれば着地することは可能です。
車両自体は軽いので、これなら大丈夫ですね!

165~170cm程度あれば不安なく跨ることができます。

しっかりLED装備の灯火類

ヘッドライト、テールライトともにLEDが装備されており、明るさは十分。
ウインカーはバルブですが、クリアレンズということもあって車両全体の雰囲気にマッチしています。

【ヘッドライト】

ロービームで下だけが点灯し、ハイビームにすると上下両方が点灯します。
明るさは文句なしです。

▲ロービーム
▲ハイビーム

【テールライト】

テールライトは丸型の小型でポジションライトとして円の外側が点灯し、ブレーキを握ると中央のライトが点灯します。
こちらも明るさは十分、直視すると眩しいくらいです。

▲ポジション点灯
▲ブレーキランプ点灯

あとは、ウインカーのベースも高級感ありますよね。
細かな部分にもこだわりを感じられて◎です。


視認性良好、情報量も十分なメーター

メーターは昼間も夜間も見やすくてグッドです。
ギアインジケーター、燃料計、オド、トリップ、平均燃費、瞬間燃費、航続可能距離など見れる情報量としては十分ですね。

バックライトの明るさも三段階で変更可能ですが、写真ではイマイチ伝わらず・・・。
bL-01 → bL-02 → bL-03の順番で明るくなります。

ハンドル周り、ステップ

ハンドルバーはアップハンですが形状的な関係なのか、腕が広がる感じになるのだけは少し違和感でした。

スイッチ類は普通の装備ですが、キル一体型のセルスイッチになっていて、最近のバイクっぽさもあります。
また、ウインカースイッチの挙動が柔らかく、ウインカーを消そうとプッシュしたつもりが横にズレて反対のウインカーを出してしまうこともありました。

ステップはアルミ製で足元が引き締まります。
足を乗せている際のホールド力がかなり強いです。

軽やかな走りを支える足回り

当たり前のように装備されている倒立フォーク。
シングルキャリパーでも十分な制動力を備えており、日常生活での走行する分には安定感がありました。

リアサスはアジアン仕様なのかハネまくりな印象でしたが、まぁ普通に使うには問題ないレベルです。

シート

シートは見た目はもちろん良いのですが、クッション性にやや難ありかと思いました。
1時間程度走行しただけでお尻がかなり痛くなってしまったので、ある程度長い時間を走るのであればシートクッションがあると良いかもしれません。
また、座面が広くなっているので座る際に足を開く形になって、足つき性にも影響が出てしまいますね。
ただ、見た目は非常に格好いいです。

シート下はこんな感じになっています。
モノを入れるスペースはほぼ無いですね。

力強い走りを楽しませてくれるエンジン!

エンジンはMT-15がベースになっている水冷4ストローク単気筒になっています。
このエンジンの特徴としては、VVA(可変バルブ機構)を備えており、7,000回転から一気にキャラクターが変わります。
VVAが発動するとメーターのギアインジケーターの横に表示がされます。

エンジン自体は低速から力強く発進することができ、一般道の流れに乗ることは余裕です。
個人的には6速6,000回転くらいで走るのがちょうど良くていい感じでした。
排気量としても高速道路を走れますので、もちろんそこを流せるだけのパワーは持っています。
それでいて無理なく加速できるのが好印象でした。

▲VVAの表示が出ています!

不思議な形状のキー

今まであまり見たこと無いような形状のキーでした。
これが結構複製が難しいらしく、盗難防止に一役買っているそうですよ。

XSR155で一週間ガチで通勤してみた!!気になる燃費は・・・?

せっかくお借りしたので毎日乗ってみようと思い、愛車のZ900を会社の駐車場にしまい込み、毎日XSR155を通勤車両にしました。
私の通勤路は往復40kmの国道メインです。
信号や渋滞も多く、通勤使用のルートとしては絶好のステージです(笑)

まず、比較的速度域の高い道路でも難なく流れに乗ることができました。
この辺は通勤車両としてはストレス無く使用できたので良かったです。

次に渋滞中の極低速走行で走行を体感。
クラッチが軽いので、何度もシフトレバーを握ったり離したりによる疲労感はありません。
渋滞にハマっても特に苦ではありませんでした。

基本的にはストップ&ゴーが多かったので、燃費については正直期待してませんでした(普段のZ900で大体17km/Lくらい)
その結果!
一週間使い倒して43.4km/Lでした!走行距離としては約200kmちょっと。
これは優良すぎます!!
まさかこんなに低燃費だとは思いませんでした・・・。
スクーターにも負けず劣らずの数値に、通勤車両としては非常に優秀な部類に入ると感じました。

ストップ&ゴーのあまりない道を走るのであれば、さらに数値は良くなりそうな予感がして、一気にこの車両の惹き込まれたのでした。。。

価格

今回車両を提供していただいたSOXさんでは429,000円(税込)で販売されています。
国内に流通している車両で同排気量がほとんど無いので比較が難しいですが、第一印象としてはややお高め・・・。
ただ、これまで説明した装備や性能を考えると、満足度は高いと思います!

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まとめ

見た目も走行性能も燃費も良く、完成度の非常に高いバイクだと思います。
通勤はもちろん、高速も乗れるのでツーリングも楽しめますし、万能選手ですね。
メインバイクとしても、十分に活躍してくれる1台です!
ちなみに、バイク館SOXさんでは、12月にXSR155の在庫が補充される予定になっています。欲しくなった方は問い合わせてみましょう!

SOXで輸入車を買うときのポイント!

POINT1.累計3万台の販売実績

SOX独自のルートにて、他社では取り扱いの無い車両も多数ラインナップ。
国内未発売のフルパワーモデルや、海外限定モデル等も数多く扱っており、カラーバリエーションも豊富になっているので、お気に入りのカラーを選ぶことが可能です。
さらに、一部の店舗では試乗車も用意されているので、事前に実車を体感することができます。

POINT2.全車両SOX保証付き

■保証期間が2年間!

国内メーカーと同等の車両保証を受けることが可能です。
※SOXにて定期点検を受けた車両に限る。

■部品の新品交換が可能!

購入した車両を構成する各部品の故障または不具合が発生した場合、その部品を交換あるいは補修により無料で修理。
※消耗部品および油脂類を除く全ての商品が対象
※全車両に「車両保証書」を発行

保証例)新車で購入したXTZ125のタンクに傷がついていたため、新品と交換してから納車となった。

POINT3.部品の調達が早い!

部品は全てSOX独自のルートで仕入れることができるので、購入後のアフターも万全。
重要な消耗品はSOXにて在庫をしているのも安心です。
「輸入車だから故障が心配・・・」「パーツの手配は大丈夫?」などの心配もありません。

気になった方は是非お問い合わせを!

詳しくはこちら

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