2022年10月末が期限の令和2年排出ガス規制の影響でホンダの名車が消えていく。CB400SFととも生産終了するのは、VFR800F。1982年に発売されたVF750Fを祖とする栄光のV4一族が40年の歴史に幕を閉じる。

最後に残るV型4気筒はレーサーのRC213Vのみ

ホンダがV型エンジンを初めて採用したのは1979年。2ストローク500ccで戦われていたWGP500に、4ストロークのNR500で参戦したのが始まりだ。NRは1気筒あたり8バルブの楕円ピストンを採用したV型4気筒エンジンのレーサーで、目立った成績は残さなかったが独創のメカニズムでホンダの技術力を世界に知らしめた。

1982年には、NRの経験を生かしたV型4気筒エンジンを搭載したVF750Fがデビューし、翌1983年のデイトナ100マイルレースで優勝。楕円ピストンこそ採用しなかったが、90度V型4気筒レイアウトによる一次振動の解消や2気筒並みにスリムなエンジン幅によるメリットは、現在のRC213Vに至るまで受け継がれている。

そして、ホンダV4シリーズの頂点として今でも語り継がれるのは、1987年のVFR750Rだろう。1985~1986年に世界耐久選手権を2連覇したワークスレーサー「RVF750」の技術をフィードバックし、チタンコンロッドを採用したエンジンやプロアームのスイングアームなど、ほぼRVFと言える内容で限定発売された。

また、750ccの系統ではないが、2015年に2190万円で発売されたRC213V-Sは特筆しておきたい。日本仕様は最高出力が70PSに抑えられていたものの、モトGPに参戦するRC213Vと同等の加工精度で生産され、ホンダの技術力を象徴する一台として発売された。RCはVFR750R以上にリアルレーサーに近い存在だったのだ。

VF750F(1982年) [HONDA] VF750セイバー/マグナに次いで登場したV4スーパースポーツ。VF750Fは、レースでも同クラスの並列4気筒マシンを圧倒し、他社を寄せ付けない強さを発揮した。

CB750Fで1982年のデイトナ100マイルレースを制したホンダは1983年からV4マシンにスイッチし、F・スペンサーが同レースを3連覇している。写真はAMA年間チャンピオンのM・ボールドウィン。

VFR750R(1987年) [HONDA] 型式名はRC30。レース参戦のベース車として、またコレクターアイテムとしても人気が殺到。148万円という価格にも関わらず1000台限定に3000名が応募した。

RC213V-S(2015年) [HONDA] モトGPレーサーのRC213Vを公道対応にした市販車。世界一の操りやすさを追求するために、部品の軽量化と加工精度をワークスマシンレベルに近づけた。価格は2190万円。

RC30、RC45とCBRの陰に隠れたFシリーズ

スリムかつマスの集中するエンジンレイアウトのメリットからレースで大活躍したホンダのV型4気筒750ccシリーズは、1987年のVFR750R(RC30)、1994年のRVF/RC45がレース対応モデルとして、サーキットで活躍した。

一方で、レギュラーモデルはRC30やRC45の輝きの陰に隠れるようにマイナーな存在になってしまった。1990年にVFR750Fがリリースされた際は、サーキットではRC30が活躍していたので、完全なるツアラーとして棲み分けされていた。

その後、1998年には車名をVFRとし排気量を従来の748→781ccに拡大。レース用にはRC45が存在していたことから当時のスーパーバイクのレギュレーション上限である750cc以上の排気量として完全にレースから決別。ツアラー性能を高めている。

ホンダには、VFR以外にも並列4気筒のスポーツモデルとしてCBRがシリーズが存在し、1992年にCBR900RRが発売されると人気はCBRに集中。また、2004年のCBR1000RR以降は市販車レースでも並列4気筒モデルが主力となり、V型4気筒の活躍の場はなくなっていたのだ。

VFR750F(1986年) [HONDA] コンセプトをヨーロピアンスーパースポーツに変更。エンジンはカムギアトレーン採用、フレームをアルミダイヤモンドタイプとした。

VFR750F(1990年) [HONDA] アルミツインチューブバックボーンフレーム、プロアーム、ラジアルタイヤ等を投入し、エンジンでは直押しタペットを採用してコンパクト化をはかった。

VFR(1998年) [HONDA] エンジンをRVF/RC45ベースのサイドカムチェーンに変更し、排気量を781ccに拡大。ピボットレスフレーム、FIなど数々の新技術を投入した。

VFR(2002年) [HONDA] カムギアトレーンを廃止してカムチェーンに変更。同時にCB400SFのハイパーVTECと同じ内容のV4 VTECを採用した。

VFR800F(2018年) [HONDA] 最終のRC79は、2002年型を継承しつつスタイリングを大幅に変更。2017年型は排ガス規制に対応し、2018年のインターセプターカラーで更新が終了した。

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