ヤマハが欧州の公式YouTubeで10月14日からYARD BUILT(ヤードビルト)というカスタムプロジェクトの動画を更新中だ。車両は新型XSR900で、10月25日に公開されたエピソード2でデザインから製作に入った段階だ。スケッチからフルカウルのXSR900が完成すると思われるが、これはカスタムだけなのか、それとも何かを示唆しているのか…!?

C・サロン氏のYZR500をオマージュした新型XSR900をフルカウルの現代版YZRに?

2022年に発売された新型XSR900は、前年にフルモデルチェンジしたMT-09をベースにしたネオクラシックモデル。そのプロモーション動画には、1986年にWPG500に参戦したゼッケン3のYZR500が登場する。これと同イメージのカラーリングを施したのが新型XSR900で、動画にはYZR500のライダーであるクリスチャン・サロン氏本人も出演する。

新型XSR900はノンカウルのネイキッドモデルだが、今回ヤードビルトで製作されるXSR900改のデザインスケッチはフルカウル。カラーリングは、YZR500のゴロワーズカラーに近い水色としつつ、フェイス部分の形状は1985年FZR750(OW74)風でもあるので、YZRに限らず1980年代のヤマハのレーサーをお手本にしていると思われる。

これのゴールがどうなるのかは、今後の動画を見てのお楽しみだ。時期的に考えられるのは、11月8日に開幕するミラノショーで完成車を公開する流れだろう。ヤードビルトは基本的に単発のカスタムプロジェクトになるので、そのまま市販モデルになる可能性は低いが、フルカウルのXSR900改で将来モデルを示唆するパターンなど想像が膨らむ。続報に期待!

欧州のヤマハがYouTubeで公開した動画「Yamaha Yard Built for Good」で見せたデザインスケッチ。いくつかのカウル形状が検討されている。ゴロワーズカラーに近いブルーに仕上がりそう。

こちらもデザインスケッチの一枚。OW74風のフェイス形状としつつ、最新トレンドであるウイングレットを装着するなどのアイデアが盛り込まれている。

2022年型XSR900 [YAMAHA] 新型MT-09をベースにフルモデルチェンジしたXSR900。888ccの新エンジンやIMU検知のトラコン、スライドコントロールなどを採用し電子制御も大幅に進化した。

新型XSR900のプロモーション素材で奥に並べられていたのはクリスチャン・サロン氏の1986年型YZR500。このカラーリングを新型XSR900はオマージュしている。

この流れは2016年のXSR900アバルトを思い出す

2016年にデビューしたXSR900をベースに、同年のミラノショーでXSR900アバルトが公開され、翌2017年に欧州で限定発売された例がある。今回のXSR900改フルカウルカスタムもフルモデルチェンジの翌年のタイミングなので、アバルト仕様の再現を期待してしまうが果たして…!?

XSR900 ABARTH [YAMAHA] 2017年に自動車メーカーのフィアットとコラボしたアバルト仕様が欧州で限定発売された。逆付けのパイプハンドルやビキニカウルなど、カフェレーサースタイルが斬新だった。

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