赤バイと呼ばれる消防バイクの先駆けとなったCB350FVと悪路対応防災コミューターとしてコンセプトモデル化されたラフロードトリシティ。ともにバイクの持つ機動性を生かしていち早く現場で緊急対応するための特別装備が見所だ。

初期消火に活躍! 消防二輪車「赤バイ」CB350FVは白バイがベース

1969年、消防仕様のバイクとしてホンダが開発した赤バイは、交通渋滞によって消防車が火災現場へ到着が遅れることへの対応策として誕生した。東京や神奈川、文化財が集中する奈良などに配備され、バイクの機動性を生かした赤バイの活躍は、当時の新聞などで取り上げられて話題になったという。

ベース車両は1968年に配備されたCB350の白バイ仕様で、これを真っ赤にペイント。リアキャリアに消火器を2本を積載し、他にも無線機やロープ、赤外線火災探知機、消火栓開栓工具などを搭載していた。また、緊急サイレンや赤色灯など緊急車両ならではの装備も備えている。

CB350FV [HONDA] 写真は1971年型。元は1968年に発売された空冷並列2気筒OHC325ccエンジンのCB350エクスポートで、最高出力は36PSを発揮する。

白いグローブに赤のジャンパーという出で立ちの当時の走行写真。現代の赤バイ隊員も赤いウエアを着用している。

リアキャリアには消火器が2本積まれている。

サイレンと赤色灯はバンパーに設置する。

ハンドル左側には、サイレンのスイッチがある。

有事でも役に立つというコンセプトのラフロード トリシティ

こちらのトリシティは、「平時に楽しみ、有事に役立つ」という防災に対する新たなスタイルを提案した一台。災害のために備えていた機材が災害時に「動かなかった」「動かせなかった」ということがないように、日常の生活でも機材に親しむ機会を用意することが狙いとなる。

トリシティは、普段使いのスクーターとして役立つだけでなく、3輪による安定感から未舗装路での走破性も評価されている。ラフロード トリシティは、災害時でも役に立つよう、オフロードタイヤやバンパーを装着してワイルドにカスタム。また、支援物資などが積載できるよう大型キャリアも装備した。

ラフロード トリシティ コンセプト [YAMAHA] 車体の安定感が高いLMWテクノロジーを投入したトリシティを、災害現場の様々な路面状態でも扱いやすいようブロックタイヤや車高アップナップなどのカスタムを施している。

リアキャリアのサイドにはカバン状の物も積載できるようにしている。

金属製のアンチスリップフットボードには、バンパーも締結されているので強度確保に役立っていそうだ。

ヘッドライトガードや小ぶりのフォグランプはカスタムとしてもカッコいい。

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