
2022年10月末を持って生産終了するCB400スーパーフォア(CB400SF)とCB400スーパーボルドール(CB400SB)。残り期間はあと一週間ほどしかない。果たして伝統のホンダCB400はこれで終わってしまうのだろうか?
当Webでは、ホンダCB400はまだ続くと予想する。その情報をお伝えするとともにその姿を大胆予想したい!
CG:SRD水冷並列4気筒エンジンが開発中!? VTECはなしか
1992年に発売されたCB400SFは、1999年にエンジンにハイパーVTECを搭載、2007年にキャブレターからFI(電子制御燃料噴射)に変更するなどモデルチェンジを繰り返しながら30年に渡り販売が続いてきた。
いずれも、厳しくなるエミッション規制下でも販売を継続させることが目的だったが、11月からの令和2年排出ガス規制には対応しないことが決定された。残念ながら、1992年のNC31をルーツとし、NC39を経てNC42に至ったシリーズは終了となる。
そして、この10月のタイミングでホンダ本社のプレスルームに初代CB400SFが展示されていたのは偶然ではないだろう。ホンダとしてもCB400SFの終了を惜しみつつ、この部屋を訪れるジャーナリストに向けてメッセージを発しているかのような印象だった。
果たしてメッセージの内容は「CB400はまだ続く!」なのだろうか? 当Webの得た情報によると、後継機は開発中と思われる。エンジンは水冷並列4気筒でハイパーVTECはなし。中国市場を狙ったモデルとして計画されている可能性が高いだろう。

新型CB400フォア [HONDA] こちらは編集部で制作したCG。実際の製品ではないのでご注意。新型CB400も、丸目のヘッドライトに2眼メーターではないだろうか!?

1992年型CB400スーパーフォア [HONDA] 10月18日にプレスルームで撮影した初代CB400SF。生産終了のタイミングで、別れを惜しむように展示されていた。
2024年のデビューに期待! CB400フォアの50周年を新型で祝う!?
10月21日にホンダから発表されたCB1300スーパーフォアの30周年記念車は、1992年11月に発売されてからちょうど30年のタイミングでの発売となる。CB400シリーズでは、その元祖モデルは1974年12月に発売されたCB400フォアで、2024年に50周年を迎えるのだ。
CB400SFの生産終了から新型がリリースされるのに2年の期間は開発にはちょうどいいスパンだろう。また、メインの市場になると予想される中国は、Z900RSなど丸目のネイキッドスタイルが受け入れられる二輪文化があると言われている。
そうすると、CBX400FやCBR400Fも含めたCB400シリーズの中でも絶大な人気を誇るCB400フォアをモチーフにすることは成功への近道。50周年で原点に立ち返り、フォアのスタイルを身にまとう…という期待が膨らんでくる。
それでも、実際のところ登場時期やモデルのコンセプトなどは謎のベールに包まれている。今後も続報に期待だ!

新旧CB400フォアを並べてみた。左は編集部で制作したCG。CB400フォアは欧州でも販売されたグローバルモデルなので、マーケットは日中以外にさらに広がるかも知れない。

1997年型CB400フォア [HONDA] CB400SFをベースにホンダが提唱したクラシック路線の新提案。4本出しマフラーが4気筒を主張する水冷エンジン版"フォア"だ。
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